「石」の検索結果

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いそ‐かげ【石影】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 水面に映っている、岸にある岩石の影。[初出の実例]「伊蘇可気(イソカケ)の見ゆる池水照るまでに咲ける馬酔木(あしび)の散らまく惜しも」…

いっ‐こく【一石・一斛】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ( 容積の単位 ) ⇒こく(石)①② ①を用いた、大名や武家の知行高を表わす語。③ ( 和船の積載量や材木の容積量の単位 ) ⇒こく(石)②③④ 鮭…

うるし‐いし【漆石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 色が黒く漆のような光沢のある石。黒曜石。からすいし。② 「せきたん(石炭)」の異名。〔和訓栞(1777‐1862)〕

えのうら‐いし【江ノ浦石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 静岡県沼津市江ノ浦から採石される凝灰質の砂岩。土木、建築用石材として使用。

うじ‐いし(うぢ‥)【宇治石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 京都府宇治市から産出する砂岩。濃緑色で堅硬。茶臼(ちゃうす)などを作る。茶臼石。[初出の実例]「金子(きんす)六千両、東山の奥ふかく堀…

いわ‐つな(いは‥)【石綱・岩蔦】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「つな」は「つた」の意という )① 石や岩の上をはっている蔦(つた)。[初出の実例]「谷狭み峰辺に延(は)へる玉葛延(は)へてしあらば年に…

きたぎしま‐いし【北木島石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 岡山県笠岡市北木島で産出する花崗岩。主として関西地方で土木・建築用材として使用される。北木石。

し‐せき【矢石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 矢と、弩(いしゆみ)の石。矢玉(やだま)。転じて、矢や石が飛びかうこと。また、そのところ。戦場。[初出の実例]「冒二犯矢石一、身死去者…

ばてい‐せき【馬蹄石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 隠岐に産する黒曜石。② 静岡県安倍川から出る蒼黒色の石。表面に馬蹄のような形があるのでこの名がある。庭の置石などに用いる。[初出の…

とらふ‐いし【虎斑石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 虎の体表のようなまだら模様のある石。特に、兵庫県豊岡市に産する石英粗面岩をいう。かつては滋賀県高島産のものが高島虎斑石硯として著…

とかげ【蜥蜴・&JISF97E;&JISF973;・石龍子】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 有鱗目トカゲ亜目の爬虫類の総称。カナヘビ、イグアナ、カメレオンなど。古くはヤモリの類なども含めていった。また、特にスキンク科スジ…

まえ‐いし(まへ‥)【前石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 役石の一種。① 蹲踞(つくばい)の前に据えてある石。② 石灯籠の前に据える石。火点石。③ 砂雪隠で、戸口の近くにあり、右足を乗せる石。

まぐさ‐いし【&JISEB96;石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 窓や出入口の上に水平に渡した石。

ぶどう‐せき(ブダウ‥)【葡萄石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 鉱物の一種。アルミニウムとカルシウムの含水珪酸塩。斜方晶系に属す。しばしば、淡緑色葡萄状の集合として産するところからいう。〔鉱物…

ふん‐せき【糞石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 腸内に形成された結石。主として虫垂内に見出されるもので、虫垂炎の結果または虫垂の屈折によって生じる。腸石。② 生物の排泄物が化石…

ぼうしゅう‐いし(バウシウ‥)【房州石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 房総半島南西部の鋸山などから産する石材。砂質の凝灰岩よりなる。

ひ‐せき【匪石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 志が堅く定まって動揺しないこと。確乎不抜であること。[初出の実例]「匪石之所レ思、書二妙法一而代二立レ碑旌レ徳之文一」(出典:本朝…

おの‐いし(をの‥)【斧石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =ふせき(斧石)〔鉱物字彙(1890)〕

おのみち‐いし(をのみち‥)【尾道石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 広島県尾道付近から産する黒雲母花崗(かこう)岩。建築材。尾道御影。

かい‐せき【界石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 国土、領土、立入禁止区域など、土地の境界を示す石、または、石碑。[初出の実例]「『これより遠くに至ることを許さず』と志(しる)せる界…

えん‐せき(ヱン‥)【円石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 まるい石。まるいし。[初出の実例]「万丈の谷に円石(ヱンセキ)を倒(さかしまに)して敵を亡す」(出典:源平盛衰記(14C前)二七)[その…

おうら‐いし(をうら‥)【尾浦石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 山口県萩市(旧阿武郡須佐町)の尾浦海岸に産出する新第三系砂岩の石材。灰白色で緻密。墓石、挽臼などに用いられる。

おおはま‐いし(おほはま‥)【大浜石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 神奈川県足柄下郡真鶴町付近から産出する赤褐色または青ねずみ色の輝石安山岩。建築、土木用。

おおわに‐いし(おほわに‥)【大鰐石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 青森県南津軽郡大鰐町から採掘する凝灰角礫岩。縞状の黒色玻璃質物をふくみ、質は柔らかい。土木用材として用いる。

こおり‐いし(こほり‥)【氷石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 水晶の異称。

こう‐せき(カウ‥)【衡石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「衡」ははかりのさお、「石」はおもりで一二〇斤をいう ) 物の重さをはかる器具。はかり。〔布令字弁(1868‐72)〕〔礼記‐月令〕

きよめ‐いし【清石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 日本式庭園で、手水鉢(ちょうずばち)のそばに据えて置く石。清浄石(しょうじょういし)。のぞき石。

やく‐いし【役石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 庭園のなかの要所に、特別の機能を持たせて置いた石。軒内、鉢前、灯籠前、門の前後、待合の内外などに置く。[初出の実例]「有る人之露地…

ゆとう‐いし【湯桶石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 茶席の蹲踞(つくばい)で、手水鉢と前石との間に、手燭石と相対して置かれる石。冬に湯桶を載せる。

ようごう‐いし(ヤウガウ‥)【影向石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 遠くの神を遙拝したり、来臨する神を拝んだりする場所にある石。また、その石にまつわる伝説。拝み石。

みついし【三石】

精選版 日本国語大辞典
[ 一 ] 岡山県備前市の北東部の地名。古くから山陽道第一の要害船坂峠の西側のふもとの宿場町として知られた。蝋(ろう)石の採石とそれを原料とする耐…

めい‐せき【銘石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 銘の刻まれている石。[初出の実例]「此に墳を築き石を刻て、碑の文を書て立たりける。其銘(メイ)石今に残て、行客泪を落し、騒人詩を題す…

てあらい‐いし(てあらひ‥)【手洗石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 大きな石の上面を穿(うが)って水をため、手を洗うようにしたもの。ちょうず鉢。[初出の実例]「路傍に山水を引いた手洗石(テアラヒイシ)が…

たつやま‐いし【龍山石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 兵庫県高砂市伊保町の龍山から採掘される石材名。龍山は高さ九二メートルの小丘だが、全山流紋岩質凝灰岩からなり、古くから家屋の基石・…

せん‐せき【煽石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 地下の炭層中の石炭が、火山岩の熱で乾留されてコークス化したもの。ふつうの無煙炭やコークスよりも、均質でなく灰分も多く、利用しにく…

せき‐じゅう(‥ジウ)【石獣】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 中国の帝王・貴人の墓、祖廟、宮殿などの前に守護、装飾として造り設けた獣形の大きな石像。獅子、牛、馬、虎などがある。六朝時代から唐…

せき‐そ【石鼠・鼠・碩鼠】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 昆虫「けら(螻蛄)」の異名。[初出の実例]「仙禽熨レ翮期二千里一、碩鼠蔵レ身謝二五能一」(出典:江吏部集(1010‐11頃)中・李部大卿…

せき‐とう(‥タウ)【石濤】

精選版 日本国語大辞典
中国、清初の画僧。俗名朱若極。号は清湘陳人、大滌子(だいてきし)など。法名道済または原済。靖江王府(桂林)の人。花鳥山水蘭竹をよくしたが、特…

せき‐びょう(‥ビャウ)【石屏】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石の屏風(びょうぶ)。[初出の実例]「覚後成二追憶一、揮毫写二石屏一」(出典:明極楚俊遺稿(14C中か)紀夢吟)

せきもり‐いし【関守石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 茶庭の飛石の岐路に蕨縄(わらびなわ)または棕櫚縄(しゅろなわ)で十文字に結わえて据えた石。通り抜けを禁ずる意を示すもの。

せき‐りょう(‥リャウ)【石梁】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石で造った橋。石橋。また、飛び石。[初出の実例]「松嶠煙深迷二晩暮一、石梁霜滑倦二嵯峨一」(出典:本朝麗藻(1010か)下・過秋山〈具…

せき‐りょう【石稜】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石のかど。岩かど。また、ごつごつした岩石。[初出の実例]「泉眼石稜誰定主、飛蛾豈断二繞レ燈情一」(出典:菅家文草(900頃)二・路次、…

せしめ‐うるし【石漆・瀬〆漆】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 切って水にひたしておいた漆の木の枝からかき取った漆汁。粘りが強く、接着力が強い。転じて、「せしめる」にかけて、うまく手に入れる、…

せっ‐かん(セキ‥)【石澗】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 岩石の多い谷、谷川。〔江総‐摂山桜霞寺山房夜坐詩〕

せっ‐けつ(セキ‥)【石碣】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石のたてぶみ。石碑。[初出の実例]「火把(〈注〉たいまつ)一炤、石碣を掘り開く」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)[その他の文献]〔水…

こもり‐いし【隠石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 水の底などに隠れている石。〔和訓栞(1777‐1862)〕

さが‐いし【嵯峨石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 京都嵯峨産出の硯石。黒色のものがすぐれ、淡紅色のものは劣るものとした。〔随筆・雅遊漫録(1755)〕

がぞう‐せき(グヮザウ‥)【画像石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 中国で神仙、聖賢、孝子、鳥獣、車馬などの画像を宮殿、祠堂、墳墓の壁面に彫りつけたもの。漢代の山東省孝堂山の祠堂や武氏石室の画像が…

かなめ‐いし【要石】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙① 茨城県の鹿島神宮の境内などにある石。根は深く、地震をしずめるといわれている。[初出の実例]「ゆるぐともよもやぬけじのかなめ…

かに‐いし【蟹石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 蟹の形をした貝の化石。[初出の実例]「蟹石(カニイシ)蛤石のたぐひの貝石おほく路のかたはらにあり」(出典:読本・双蝶記(1813)六)

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