ばん‐さん【晩蚕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遅く孵(かえ)す蚕。夏の蚕。夏蚕(なつご)。[初出の実例]「四月〈略〉原 一名晩」(出典:俳諧・年浪草(1783)夏)[その他の文献]〔本草綱…
き【起】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① きわめて短い時間。瞬間。刹那(せつな)。〔勝鬘経‐一乗章〕② =きく(起句)①[初出の実例]「第一句を起(キ)と云言起すなり」(出典:授業…
ことば【言葉】 に 鞘((さや))がある
- 精選版 日本国語大辞典
- 言うことが率直でなく、へだてたところがある。真実を語っていない。[初出の実例]「お師匠の詞に鞘があらうかと存じられ、頼まれるに力がない」(出典…
たま‐ぞろい(‥ぞろひ)【玉揃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 美女がそろっていること。また、遊里でその家の抱え芸娼妓が美貌ぞろいなのをいう。[初出の実例]「あの内は玉揃ひだと四つ手いい」(出典…
くさ‐ほん【草本】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「くさぼん」とも ) =くさぞうし(草双紙)[初出の実例]「つひに艸本(クサホン)の作はなさねども、蔦十が趣向を咄すに任せ」(出典:黄…
こころみ‐ちゃ【試茶】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 茶の湯で、七事式の茶かぶきで、初めに試しに飲む茶をいう。この味わい、かおりを覚えておき、茶銘をあてる。② 製茶家から献じられた少…
うさん‐もの【胡散者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 怪しい者。いかがわしい人物。[初出の実例]「順礼でも幽霊でも、在の中に寝さす事はならぬ、ならぬ、意地張るは猶胡散(ウサン)者」(出典…
す‐きげん【素機嫌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒に酔ったりしていない、しらふのときの機嫌。[初出の実例]「正燈寺まだ素機嫌(スキゲン)で同意せず」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)三)
そうめん‐のり(サウメン‥)【索麺海苔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 海藻の一種で、深緑色で索麺のように細長いもの。塩に漬けたり、灰にまぜて乾したりしたものを煮て食用にする。《 季語・春 》 〔俳諧・…
くぎ‐ざる【釘笊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大工が釘を入れるのに使ったざる。内側に紙がはってある。[初出の実例]「釘笊へ箸さらい込む煮うり見世」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)…
てん【天】 の 与((あた))え
- 精選版 日本国語大辞典
- 天の与えるもの。天のたまもの。天授。天与。天恵。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「灯の消えたるは天の与へ」(出典:浄瑠璃・伊賀越道中双…
もめん‐ちぢみ【木綿縮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 木綿糸を原料として織った縮織物。綿ちぢみ。[初出の実例]「もめんちぢみの柿の大じまの単物に、丸ぐけの帯をしめ」(出典:洒落本・卯地…
ぼく‐ほん【墨本】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石摺りの折本。法帖。墨帖。[初出の実例]「墨本(ホクホン)ばかりを臨摸する」(出典:授業編(1783)一)[その他の文献]〔欧陽脩‐石篆詩序〕
とうへんぼく(タウヘンボク)【唐変木】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 気のきかない人物やわからずやなどをののしっていう語。[初出の実例]「なんだ、猿だとほざきやあがるか。とうへんぼくめ」(出典:洒落本…
とう‐わ(タウ‥)【唐話】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国語、特にその話し言葉の呼称。[初出の実例]「唐話に熟せんと思へば多く伝奇小説をよむにあらざれば精しきに至り難し」(出典:授業編…
みぎ‐てい【右体】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 右に述べた物事の有様。[初出の実例]「唐音の主張する人の説大段右体(ミキテイ)の事にしていかにも理は左様なるべし」(出典:授業編(178…
よ‐ゆう【余勇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ありあまっている勇気。あふれる勇気。[初出の実例]「客気に乗じて人の余勇(ヨイウ)を買」(出典:授業編(1783)五)[その他の文献]〔春秋…
こうがく‐か(カウガク‥)【好楽家】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 趣味として音楽を愛好する人。音楽好きの人。
いちま‐にんぎょう(‥ニンギャウ)【市松人形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「いちまつにんぎょう(市松人形)」の上方での称。[初出の実例]「持遊びの市松(イチマ)人形」(出典:浄瑠璃・伊賀越道中双六(1783)五)
たる‐ぞこ【樽底】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 樽の底。また、樽の底に残った酒、醤油などをいう。[初出の実例]「樽底になったと下戸は腕を入」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)初)
みじっか・い【短】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 「みじかい(短)」の変化した語。[初出の実例]「みじっかく牛戸をよんてせなあ来る」(出典:雑俳・柳多留‐一八(1783))
よう‐ふ【孕婦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 妊娠している女。はらみおんな。妊婦。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「孕婦(ヨウフ)には何は見せぬもの、彼は聞ぬ事といひ」(出…
おや‐おや
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 感動詞 〙 ( 感動詞「おや」を重ねた語 ) 意外なことに出会って、驚いたり失望したりしたときに発することば。[初出の実例]「ヲヤヲヤばからしい…
かゆ‐ばし【粥箸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小正月の小豆粥を食べるための祝い箸。ヌルデ、ヤナギなどで中太に作る。小豆粥をまぜる箸をいう地方もある。使用後、屋根に投げ上げたり…
せつ‐い【切意】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 古歌・俗謡の類を漢詩に訳すこと。② わかりやすく説明すること。解釈すること。言いかえること。[初出の実例]「これを切意すれば、各其…
い‐ばん【夷蛮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 未開なこと。野蛮。また、その国やその人。蛮夷。[初出の実例]「精切験レ己而推レ人、其有下不レ得二其道一者上哉、故夷蛮之人、目未三嘗…
あと‐ぼう【後棒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 駕籠の棒の、後の人が担ぐ部分。また、それを担ぐ人。後肩(あとかた)。⇔先棒・端棒(はなぼう)。[初出の実例]「跡棒は肩にくらべて切たや…
に【二】 の 午((うま))
- 精選版 日本国語大辞典
- 二月の二度目の午の日。《 季語・春 》[初出の実例]「稲荷御出。〈略〉此の神二の午の日御出、二の卯の日還幸。故に世俗の諺に云、うまうまと御出、…
ろん‐ばく【論駁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 議論して、相手の説を誤りとして非難・攻撃すること。[初出の実例]「単姓とするの非なるよしを論駁(ロンハク)せり」(出典:授業編(1783…
池田斉稷 (いけだ-なりとし)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1788-1830 江戸時代後期の大名。天明8年7月10日生まれ。池田治道(はるみち)の次男。兄池田斉邦(なりくに)の跡をつぎ,文化4年因幡(いなば)鳥取藩主…
しょう‐ゆう(シャウイウ)【奨誘】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 そうするように人にすすめること。勧誘。[初出の実例]「後進をよく奨誘(シャウユウ)して俗に云ふ弟子の世話をよくするといふ人最もよし」…
ひ‐げん【鄙諺・卑諺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鄙俗なことわざ、言いならわし。俗諺。俚諺。[初出の実例]「卑諺(ヒゲン)にいふ喰さし学文と云になりて」(出典:授業編(1783)三)[その…
モノガミー
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] monogamy ) 一夫一婦制。人間だけでなく他の動物にもいう。〔動物進化論(1883)〕
しゃば‐じゅう(‥ヂュウ)【娑婆中】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① この世。世の中。[初出の実例]「しゃば中にかりは無いぞとおっかぶせ」(出典:雑俳・柳多留‐八(1773))② あたり一帯。いたるところ。[…
まつのつゆ【松乃露】
- [日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション
- 大分の日本酒。仕込み水は両子(ふたご)山の伏流水。蔵元の「矢野酒造場」は明治16年(1883)創業。所在地は国東市安岐町成久。
禿山の一夜
- デジタル大辞泉プラス
- ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーの管弦楽曲(1867)。リムスキー・コルサコフによる編曲版(1881-1883)が広く知られる。
シラー Johann Christoph Friedrich Schiller 生没年:1759-1805
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツ古典主義文学の代表的作家。敬虔な軍人の家に生まれ,ビュルテンベルク公の命により士官学校で法律,後に医学を学ぶ。軍医任官後文学活動を禁…
家原郷好 (いえはらの-さとよし)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 平安時代前期の官吏。陰陽頭(おんようのかみ)と暦(れき)博士を兼任。元慶(がんぎょう)元年(877)日食の際,政務を停止すべきか,前もって奏上すべ…
好家伙 hǎojiāhuo
- 中日辞典 第3版
- [感]((あきれたり感嘆したりするときに発する言葉))これはこれは.~,他们得dé了第一名!/へえ…
松原 権四郎 マツバラ ゴンシロウ
- 20世紀日本人名事典
- 明治〜昭和期の官僚 青森県知事;高松市長。 生年明治16(1883)年9月10日 没年昭和8(1933)年5月17日 出身地香川県 学歴〔年〕京都帝大卒 経歴神奈川…
うん‐こう(‥カウ)【香】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「」は「藝」の略体としての「芸」とは別字 )① 植物「ヘンルーダ」の異名。〔梁簡文帝‐行雨山銘〕② 植物「じんちょうげ(沈丁花)」の…
そう‐しょう【総称】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 個々のものを同じ種類や範疇(はんちゅう)などにまとめて呼ぶこと。また、その名称。[初出の実例]「其国都て七州、総称してネヰデルランド…
そう‐せつ【総説】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 全体をひっくるめて論述すること。また、その文章。著述の全体の内容、論旨、観点などについてのあらましなどを論ずるもの。総論。[初出…
さや【鞘】 が ある
- 精選版 日本国語大辞典
- 本心を包んで、相手になかなかあらわさない。相手にうちとけず、心中に隔て心をもつ。隔意があることのたとえ。[初出の実例]「お師匠の詞に鞘があら…
さん‐りゃく【刪略】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 字句などを削り、省くこと。省略。[初出の実例]「佳絶(かせつ)五六十首を択み其余を刈略(サンリャク)せば可矣(かならん)」(出典:授業編…
さ‐しょう(‥シャウ)【嗟賞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 感嘆してほめること。ほめたたえること。嘆賞。[初出の実例]「一日誹諧の席に梁田蛻巖翁ありて余をしきりに嗟賞(サシャウ)し」(出典:授…
ひょう‐きょ【憑拠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 よりどころをもつこと。また、よりどころ。根拠。依拠。ひょうこ。[初出の実例]「文士往々采用して憑拠(ヒャウキョ)とし」(出典:授業編…
ころび‐げいしゃ【転芸者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 芸者で売春をする者。床芸者(とこげいしゃ)。みずてん。こけげいこ。ころびげいこ。ころび。[初出の実例]「ころび芸者のしゅりゃう祇王祇…
てんめい‐の‐たいか〔‐タイクワ〕【天明の大火】
- デジタル大辞泉
- 天明8年(1788)京都市中の大半を焼き尽くした火事。皇居も焼失し、焼失家屋は18万余に達したという。
しに‐がね【死金】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 死んだ時の用意のために貯えた金。しにぜに。[初出の実例]「寔に精心を尽して死金を貯へ候間」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)六)② ただ…