ソーダ石灰 そーだせっかい soda lime
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酸化カルシウム(生石灰)を水酸化ナトリウム(カ性ソーダ)の濃溶液に浸し、これを焼いて粒状にしたもので、生石灰を主成分とし、5~20%のカ性ソー…
臭化フェニルマグネシウム (しゅうかフェニルマグネシウム) phenylmagnesium bromide
- 改訂新版 世界大百科事典
- グリニャール試薬の一種。ブロモベンゼンにエーテル中,金属マグネシウムを作用させて得られる。 空気中では不安定で,エーテル系溶媒に可溶。有機…
レチノイン酸 レチノインさん retinoic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ビタミンA化合物の一つで,制癌作用などさまざまな生理活性が指摘されている。最近は生物の発生に伴って決まった細胞群を特有な構造に導く形態形成因…
ローゼンムント還元 ローゼンムントかんげん Rosenmund reduction
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 酸塩化物を適当なパラジウム触媒を用いて接触還元し,対応するアルデヒドに還元する方法。触媒には普通硫酸バリウム担体のパラジウムを用いるが,生…
錯イオン さくイオン complex ion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 錯体 (→配位化合物 ) のうち陽イオンか陰イオンである化学種。ジアンミン銀イオン [Ag(NH3)2]+ ,ヘキサアクアコバルト (II) イオン [Co(H2O)6]2+ ,…
空中窒素固定 くうちゅうちっそこてい fixation of atmospheric nitrogen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 大気中の遊離窒素を取入れて,窒素化合物をつくること。自然界では硝化細菌などの土壌細菌,マメ科植物につく根粒バクテリアなどが知られているが,…
テオドーア クルティウス Theodor Curtius
- 20世紀西洋人名事典
- 1857.5.27 - 1928.2.9 ドイツの有機化学者。 元・ハイデルベルク大学化学教授。 デュイスベルク生まれ。 ライプチヒ大学のコルベに師事し、さらに…
フッ化カルシウム フッかカルシウム calcium fluoride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 CaF2 。天然には蛍石として産出する。炭酸カルシウムにフッ化水素酸を作用させると無色結晶性沈殿として得られる。比重 3.18,融点 1403℃,硬…
トリケミカル研究所
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「株式会社トリケミカル研究所」。英文社名「Tri Chemical Laboratories Inc.」。化学工業。昭和53年(1978)設立。本社は山梨県上野原市上野…
ワイエムシィ
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「株式会社ワイエムシィ」。英文社名「YMC Co., Ltd.」。化学工業。昭和55年(1980)「株式会社山村化学研究所」設立。平成元年(1989)現在の社…
シクロヘキサン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC6H12。脂環(6員環)の化合物で無色の液体。融点6.47℃,沸点80.74℃。水に不溶,有機溶媒に可溶。触媒存在下で加熱するとベンゼンを生ずる…
配糖体【はいとうたい】
- 百科事典マイペディア
- グリコシドとも。糖とさまざまな種類の非糖成分(アグリコン)が結合した有機化合物。生物界に広く分布し,植物色素であるアントシアニンやフラボン…
発泡プラスチック はっぽうプラスチック foamed plastic
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ポリスチレン,ポリエチレン,ポリウレタンその他のプラスチックに重炭酸塩,アゾ化合物,気体あるいは低沸点の液体などの発泡剤を添加し,加熱成形…
ピリミジン pyrimidine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ピラジンの異性体。麻酔性臭気をもつ固体。融点 21℃。沸点 123.5~124℃。水によく溶ける。塩化水銀 (II) と水に溶けにくい分子化合物をつくる。ピリ…
希土類酸化物 キドルイサンカブツ rare earth oxide
- 化学辞典 第2版
- 希土類酸化物は,CeO2など少数の例外を除いて,希土類元素の酸化数3の酸化物が一般的である. シュウ酸塩,水酸化物,炭酸塩などを空気中で強熱して…
フェノール
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Phenol )① ベンゼンの水素原子一個と水酸基を置換した化合物。臭気のある無色の結晶。化学式 C6H5OH 石炭乾留によって得ら…
ふっか‐カルシウム(フックヮ‥)【弗化カルシウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( カルシウムは [オランダ語・英語] calcium ) カルシウムの弗化物。化学式は CaF2 天然には蛍石として産出する。純粋のものは無色透明の…
componènte
- 伊和中辞典 2版
- [形][comporre の現分]構成要素[部分]を成す, 構成する le parti componenti un tutto|ある総体を構成する諸部分. [名](男) 1 構成要素;組成分…
insolùbile
- 伊和中辞典 2版
- [形] 1 解決できない, 不可解な mistero ~|不可解な謎. [反]solubile 2 〘化〙溶解しない, 不溶性の composto ~ in acqua|水に溶けない化合物. 3…
水素化ジイソブチルアルミニウム スイソカジイソブチルアルミニウム diisobutylaluminium hydride
- 化学辞典 第2版
- C8H19Al(142.22).[(CH3)2CHCH2]2AlH.略称DIBALH.アルミニウム,イソブテンと水素との反応により得られる.無色の自然発火性の液体.融点-80 ℃,…
マクラファティー転位 マクラファティーテンイ McLafferty rearrangement
- 化学辞典 第2版
- 質量分析計内で電子衝撃イオン化されたラジカルカチオンの分子が示す反応の形式で,γ位に水素原子をもつカルボニル化合物において観測される.γ位の…
解離圧 カイリアツ dissociation pressure
- 化学辞典 第2版
- 固体化合物の熱分解で気体を生じるとき,固相と平衡にある気体の圧力.たとえば高温における,CaCO3(s) CaO(s) + CO2(g)の異相平衡において温度が…
ジメチルアルシン ジメチルアルシン dimethylarsine
- 化学辞典 第2版
- C2H7As(106.00).カコジル基(CH3)2As-をもつ水素化合物(CH3)2AsHで,カコジル酸の亜鉛アマルガムあるいは電解還元で得られる.液体.融点-78 ℃,沸…
spalten(*)
- ポケットプログレッシブ独和・和独辞典(独和の部)
- [シュパルテン] (spaltete; gespalten, gespaltet) [他]([英] split)❶ 割る, 裂く; ⸨sich4⸩ 割れる, 裂ける, ひびが入る.❷ (党・グ…
主物・従物 しゅぶつじゅうぶつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 母屋(おもや)と納屋とか、庭園とそこに配置された石灯籠(いしどうろう)のように、ある物Aが独立の物権の客体たる資格を失わずに、客観的・経済的関係…
硝酸【しょうさん】
- 百科事典マイペディア
- 化学式はHNO3。100%HNO3は無色発煙性の液体で,融点−42℃,沸点83.8℃。水溶液は強い一塩基酸で,比重1.42のもの(共沸混合物)は69.8%のHNO3を含み…
ニトロナフタレン nitronaphthalene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 芳香族ニトロ化合物の一つ。ニトロ基の位置により,1-(またはα-)および2-(またはβ-)ニトロナフタレンの2種の異性体がある。ナフタレンを混酸(濃…
グリニャール反応 ぐりにゃーるはんのう Grignard reaction
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- グリニャール試薬RMgXと種々の有機化合物との反応の総称。有機合成において重要な反応である。フランスのグリニャールは、リヨン大学のバルビエPhill…
ゆう‐り(イウ‥)【遊離・游離】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 他から離れること。他と離れて存在すること。また、他からひき離すこと。[初出の実例]「田野に草木の繁茂するに従ひ、日光にて水分を游…
フェーリング液 フェーリングえき Fehling solution
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ドイツの化学者 H.フェーリングによって考案された還元糖の検出・定量用試薬。A液 (硫酸銅結晶 69.3gを水に溶かし1lとしたもの) とB液 (ロシェル塩 3…
インドール(複素環式芳香族化合物) いんどーる indole
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 複素環式芳香族化合物の一種。分子量117、無色の小葉状または板状結晶、融点53℃、沸点253℃。不快臭がありスカトール(メチルインドール)とともに糞…
プテリン pterin
- 改訂新版 世界大百科事典
- チョウの翅(ギリシア語でpteron)などから得られる有機化合物で,補酵素の一つである葉酸やビオプテリンの分解物。淡黄色の小さな結晶で,分子式はC…
鈴木章【すずきあきら】
- 百科事典マイペディア
- 化学者。ノーベル化学賞受賞(2010年)。北海道鵡川町(現むかわ町)出身。苫小牧高等学校から北海道大学理学部に進学,同大学院博士課程を修了後,…
プルースト(Joseph Louis Proust) ぷるーすと Joseph Louis Proust (1754―1826)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの化学者。アンジェの薬剤師の息子。初等教育を受けたのち、父や他の薬剤師に徒弟入り。サルペートリエ病院の主任薬剤師(1776)になるが、1…
塩化鉛 えんかなまり lead chloride
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉛と塩素の化合物。酸化数Ⅱ、Ⅳのものがある。(1)塩化鉛(Ⅱ)(二塩化鉛) 鉛(Ⅱ)塩の水溶液に塩化物イオンを加えると沈殿する。熱水にはかなり溶ける。…
シェーレ Scheele, Karl Wilhelm
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1742.12.9. ポモージェ,シュトラルズント[没]1786.5.21. チェーピングスウェーデンの実験化学者。 1756年エーテボリの薬局で徒弟修業を始める。…
時効硬化 じこうこうか age-hardening
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 合金を焼入れしたのち,適当な温度にある時間放置しておくと硬くなる現象。金属は通常,高温なほど溶質の溶解度が上がるため,高温に保持した合金を…
フッ化黒鉛 フッかこくえん graphite fluoride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 炭素とフッ素原子からなる黒鉛構造型の白色固体。フッ化炭素 carbon fluorideともいうが,フルオロカーボン(→フロン)と混同されやすく,構造上から…
常磁性共鳴吸収 じょうじせいきょうめいきゅうしゅう paramagnetic resonance absorption
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 常磁性物質に磁場と電場とをかけ、それから生ずる電波の吸収を測定して、分子の電子状態を調べる物理的方法の一つ。電子スピン共鳴(electron spin r…
エル
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] L, l )① 英語のアルファベットの第一二字。② ( L ) ローマ数字の五〇。③ ( l ) 体積の単位、リットル([フランス語] litre)…
以物易物 yǐ wù yì wù
- 中日辞典 第3版
- 物々交換(をする).
有機EL
- カメラマン写真用語辞典
- EL は Electro-Luminescence (エレクトロルミネッセンス) の略。ルミネッセンスとは、なんらかのエネルギーを得ることで特定の波長の光を放出す…
ヌクレオチド nucleotide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 塩基+糖+リン酸の構造をもつ化合物。核酸を構成する構造単位であり,また遊離の形で細胞質にあるヌクレオチドは,エネルギー代謝や物質の中間代謝…
ウェーラー Wöhler, Friedrich
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1800.7.31. フランクフルトアムマイン近郊エッシェルスハイム[没]1882.9.23. ゲッティンゲンドイツの化学者。マールブルク大学で医学を修め (182…
防炎材料 ぼうえんざいりょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 木材、繊維製品、紙などの可燃物に炎で着火後、炎を遠ざけたとき、自燃し続けたり余燼(よじん)が伝播(でんぱ)し続けないようにするための処理加工材…
白金族元素 (はっきんぞくげんそ) platinum group elements
- 改訂新版 世界大百科事典
- 周期表の第Ⅷ族に属する元素のうち,最上部の鉄族元素を除いたルテニウムRu,ロジウムRh,パラジウムPd,オスミウムOs,イリジウムIrおよび白金Ptの6…
硫化物 リュウカブツ sulfides
- 化学辞典 第2版
- 硫黄とそれより陽性の元素との化合物.ほとんどすべての金属およびB,Si,C,Sb,As,P,N,H,Te,Seなどの硫化物が知られている.元素間の直接反応…
クラウンエーテル クラウンエーテル crown ether
- 化学辞典 第2版
- 次の(a)~(c)のような構造の大環状ポリエーテルの総称.環のなかに酸素原子のほか,窒素原子を含むクリプタンド類やトリシクロ化合物など多数の大環…
空中窒素の固定 クウチュウチッソノコテイ fixation of atmospheric nitrogen
- 化学辞典 第2版
- 遊離窒素 N2 を生物学的,または化学的に利用しやすい窒素化合物にかえること.生物学的には根粒バクテリアや土壌バクテリアのはたらきにより,窒素…
アクリジン あくりじん acridine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 環内に窒素原子を含む複素環式芳香族化合物の一つ。コールタールから得られるアントラセン油中に少量存在する。実験室ではアクリドンの還元やジフェ…