シックハウス症候群 シックハウスしょうこうぐん sick-house syndrome
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 住宅の高気密・高断熱化や,揮発性有機化合物が発生する建材・内装材の使用に由来する健康障害の総称。特に新築・増改築後の住宅に居住することで,…
リーベルマン(Karl Theodor Liebermann) りーべるまん Karl Theodor Liebermann (1842―1914)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの有機化学者。ベルリンの織物業者の子に生まれる。ハイデルベルク大学でブンゼンに学び、1867年ベルリンの工業専門学校のバイヤーの研究室に…
溶媒抽出 ヨウバイチュウシュツ solvent extraction
- 化学辞典 第2版
- ある化学種を,固体あるいは液体中から,それとまじり合わない溶媒中へ移す操作をいう.しかし,溶媒抽出といえば,水-有機溶媒系での抽出をさすのが…
つきもの【付物】 離((はな))れ物((もの))
- 精選版 日本国語大辞典
- 付いたものはいずれ離れるときまっているということ。付いたり離れたりして、人の世の定めのないこと。[初出の実例]「客はつきものはなれものにして…
置換基 ちかんき substituent substitution group
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物の水素原子を他の原子または原子団により置き換えた誘導体において、水素と置き換わった原子または原子団をさす一般的な呼称。 たとえば…
縮合 しゅくごう condensation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化学反応の形式の一種。2分子またはそれ以上の有機化合物が反応して、簡単な化合物の脱離を伴いながら新しい化合物を生成する反応をいう。たとえ…
キノリン きのりん quinoline
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 環内に窒素原子を含む複素環式化合物の一つ。1-アザナフタレンともいう。石炭の乾留により得られるコールタール中に存在する。弱い塩基性をもってい…
テロマー telomer
- 改訂新版 世界大百科事典
- 分子の末端に反応性の基をもつ,重合度の低いオレフィン類(ビニル化合物)の重合体。たとえばエチレンCH2=CH2の重合反応を比較的多量の四塩化炭素C…
ピリミジン pyrimidine
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1,3-ジアジンの別名。窒素2原子をもつ6員環芳香族複素環化合物の一種。窒素2原子がメタ位に位置しているのでメタジアジンとも呼ばれた。刺激臭をも…
マーティン
- 百科事典マイペディア
- 英国の化学者。ケンブリッジ大学で学び,ロンドンの医学研究所教授(1948年―1959年)などを歴任。M.ツベットのクロマトグラフィーと溶媒分配を合わせ…
微量分析【びりょうぶんせき】
- 百科事典マイペディア
- 特に微量の試料を対象にして行う分析をいう。通常1〜10mg程度あるいはそれ以下の試料を用いて行うのでミリグラム分析ということもある。有機化合物…
固体比熱の法則【law of specific heat of solids】
- 法則の辞典
- 室温付近の固体の元素単体においては,古くから知られているデュロン‐プティの法則*,固体化合物においては,ノイマン‐コップの法則*がおおむね成…
こう‐そ〔カウ‐〕【酵素】
- デジタル大辞泉
- 細胞内で作られ、生体内のほとんどの化学反応の触媒の働きをする、たんぱく質を主体とする高分子化合物。特定の反応だけに働く特異性があり、酸化還…
クロラミン(chloramine)
- デジタル大辞泉
- アンモニアの水素原子を塩素原子で置換した化合物の総称。アンモニアと塩素を水に溶かした場合に生じ、次亜塩素酸を遊離して殺菌・漂白作用を示す。…
ジクロロメタン ジクロロメタン dichloromethane
- 化学辞典 第2版
- methylene dichloride.CH2Cl2(84.93).塩化メチレンともいう.塩化メチルを塩素化するか,クロロホルムを亜鉛と酢酸で還元すると得られる.融点-96…
酸性塩 サンセイエン acid salt
- 化学辞典 第2版
- 置換できる水素の入っている塩.多塩基酸のうち,(1)酸の水素(酸性水素)が残っているもの.例:炭酸水素ナトリウムNaHCO3.(2)酸とその塩の付加化合…
ようか‐カリウム(ヨウクヮ‥)【沃化カリウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( カリウムは[ドイツ語] Kalium ) 無色で正六面体の結晶。化学式 KI 空気中に長く放置すると沃素を遊離して黄色を帯びる。水によく溶け、…
浸染 シンセン dip dyeing
- 化学辞典 第2版
- 被染物を染浴中に浸漬して染色する方法.なせんに対する染色用語.均一で完全な染色物を得るためには,染浴の pH や温度を調節する以外に,界面活性…
チオケタール チオケタール thioketal
- 化学辞典 第2版
- メルカプトールともいう.次の一般式をもつ化合物の総称.ケタールの硫黄類似体である.ケトンとチオールとを酸性触媒存在下で反応させると得られる…
炭化チタン タンカチタン titanium carbide
- 化学辞典 第2版
- TiC(59.8).金属チタン格子中に炭素が介入した化合物.高硬度の灰色の金属様結晶.融点3200~3250 ℃.水に不溶,硝酸,王水に可溶.酸素に対して800 …
ジルコン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] zircon ) 鉱物の一つ。ジルコニウムの珪酸(けいさん)化合物。組成式 ZrSiO4 正方晶系(せいほうしょうけい)で、ふつう正方長柱形…
たいき‐おせん(‥ヲセン)【大気汚染】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人間生活に有害な大気のよごれ。人工的・自然的原因によって生ずる。自動車の排気ガスに含まれる鉛化合物・一酸化炭素・炭化水素、工業的…
アルキル化 アルキルか alkylation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機化合物の水素原子をアルキル基で置換する反応の総称。アルキル化に用いる試薬をアルキル化剤という。たとえばベンゼンに塩化アルミニウムを触媒…
クロモン chromone
- 改訂新版 世界大百科事典
- ベンゼン環とγ-ピロン環が縮合した構造をもつ化合物。4H-1-ベンゾピラン-4-オン,ベンゾ-γ-ピロン,あるいは単にベンゾピロンともいう。融点59℃(昇…
タンニン酸アルブミン たんにんさんあるぶみん albumin tannate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 収斂(しゅうれん)止痢剤で、タンニン酸とアルブミンの化合物。淡褐色の粉末で、無臭またはわずかに特異なにおいを有する。水に溶解せず、胃ではなん…
倍数比例の法則 ばいすうひれいのほうそく law of multiple proportion
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「2種の元素の化合によって、2種以上の化合物が生成する場合、一方の元素の一定量に対する他方の元素の化合する量は、簡単な整数比となる」という法…
アゾイック染料 (アゾイックせんりょう) azoic dye
- 改訂新版 世界大百科事典
- 水溶性基をもたないカップリング成分(下漬剤)とジアゾ成分(顕色剤)とを繊維上でカップリングさせて不溶性アゾ染料をつくることにより染色の目的…
クレアチン くれあちん creatine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アミノ酸に類似した化合物で、アミノ基のかわりにグアニジン基をもっている。化学式は図のようになる。脊椎動物(せきついどうぶつ)の筋肉には多量に…
ホフマン August Wilhelm von Hofmann 生没年:1818-92
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの有機化学者。ギーセン生れ。法律を学ぶつもりでギーセン大学に入学したが,リービヒの感化を受けて化学に転じ,リービヒの助手を経て,1845…
橋かけ重合体 ハシカケジュウゴウタイ crosslinked polymer
- 化学辞典 第2版
- 架橋高分子ともいう.線状高分子間に橋かけ(架橋)が生じた重合体.通常,立体網目状構造になっている.橋かけ重合体はその生成機構から,同一の機構…
ラクタム ラクタム lactam
- 化学辞典 第2版
- 環内に原子団-CONH-を含む有機環式化合物の総称.分子内でカルボキシル基とアミノ基との間で脱水してできた環状アミドとみなされる構造をもつ.環を…
ハロゲン電球 (ハロゲンでんきゅう) tungsten halogen lamp
- 改訂新版 世界大百科事典
- 白熱電球の封入ガスとして窒素,アルゴン,クリプトンなど不活性ガスとともに微量のハロゲン物質(ヨウ素,臭素,塩素の単体のほかこれらの炭化水素…
エニン エニン oenin, enyne
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】oenin.C23H25O12+(493.44).アントシアニンの一種で,マルビジンの3-O-グルコシド.紫黒色のブドウVitis viniferaの外果皮,シクラメンCyclam…
ピリリウム ピリリウム pyrylium
- 化学辞典 第2版
- pyranylium.C5H5O+(81.09).ピラン環をもつオキソニウム型の一価のカチオン.たとえば,ヨウ素塩C5H5IO(207.99)は黄色の結晶.分解点130 ℃.π電子…
灰チタン石 カイチタンセキ perovskite
- 化学辞典 第2版
- CaTiO3.ペロフスキー石,ペロブスカイトともいう.火成岩・変成岩の副成分鉱物として産出する.単斜晶系,空間群 P 21/m,格子定数 a0 = 0.537,b0…
親和力(ゲーテの小説) しんわりょく Die Wahlverwandtschaften
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの作家ゲーテの小説。1809年刊行。標題は化学の概念からとられている。2種の化合物を互いに作用させると、もとの結合が壊れて別の化合物をつく…
ジアゾジニトロフェノール じあぞじにとろふぇのーる diazodinitrophenol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1858年ドイツのJ・P・グリースによって初めて合成されたジアゾ化合物で、DDNPと略記されることが多い。日本では工業雷管や電気雷管の起爆薬として用…
酸化物 さんかぶつ oxide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 酸素と他元素との二元化合物の総称。このうち酸と作用して塩をつくるものを塩基性酸化物,塩基と作用して塩をつくるものを酸性酸化物,酸,塩基いず…
野副 鉄男 ノゾエ テツオ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和・平成期の化学者 東北大学名誉教授。 生年明治35(1902)年5月16日 没年平成8(1996)年4月4日 出生地宮城県仙台市 学歴〔年〕東北帝国大学理学部…
ニトロアニリン にとろあにりん nitroaniline
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族ニトロ化合物の一つ。化学式NO2C6H4NH2、分子量138.1。ニトロ基の置換位置によりo(オルト)-、m(メタ)-、p(パラ)-ニトロアニリンの3種の異性体…
次硝酸ビスマス ジショウサンビスマス bismuth subnitrate
- 化学辞典 第2版
- 正式名は硝酸水酸化ビスマスという.単一な化合物ではなく,BiO(OH),Bi(NO3)2(OH),Bi(NO3)(OH)2などの混合物に対する薬品名として現在も広く使われ…
クレアチンリン酸 くれあちんりんさん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- クレアチンのグアニジン基がリン酸化された化合物で、アルギニンリン酸と同様フォスファーゲンとよばれる高エネルギーリン酸化合物の一つである。ク…
シリコーン しりこーん silicone
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- シロキサン結合-Si(R1R2)-O-を骨格とし、これに有機の基Rとしてメチル基、ビニル基やフェニル基などが結合している有機ケイ素化合物のポリマーオルガ…
インジウム インジウム indium
- 化学辞典 第2版
- In.原子番号49の元素.電子配置[Kr]4d105s25p1の周期表13族金属元素.元素名は原子輝線スペクトルのインジゴ色から命名された.1863年,ドイツのF. …
糖類 とうるい saccharide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 広義には糖質(炭水化物、含水炭素ともいう)と同じ意味に使われる。狭義には糖質のなかで分子量が小さく、水溶性で甘味を有するもの(単糖類や二糖…
プレーグルの炭水素微量定量法 プレーグルノタンスイソビリョウテイリョウホウ Pregl's method for microanalysis of carbon and hydrogen
- 化学辞典 第2版
- F. Pregl(プレーグル)が1916年に発表した,有機化合物中の炭素および水素の微量定量分析法.有機化合物3~5 mg を白金ボートにはかりとり(1 ug まで…
窒素 ちっそ nitrogen
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第15族に属し、窒素族元素の一つ。歴史古くから元素と考えられていた空気が、元素ではないということが明らかにされてきた18世紀、イギリスのD…
核物質 (かくぶっしつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一般に,ウラン,プルトニウム,トリウムなど原子炉の燃料として使用できる物質の総称として用いられる。日本の原子力関係法体系では〈核物質〉とい…
ガンマ(Γ/γ/gamma)
- デジタル大辞泉
- 1 〈Γ・γ〉ギリシャ文字の第3字。2 〈γ〉質量の単位。1ガンマは100万分の1グラムで、1マイクログラムに等しい。3 〈γ〉磁束密度の単位。1ガンマは…
イノシン酸
- 栄養・生化学辞典
- C10H13N4O8P (mw348.21). イノシン5′-リン酸,イノシン5′-一リン酸,イノシン一リン酸,IMPともいう.アデノシン5′-一リン…