「化合物」の検索結果

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γカルボキシグルタミン酸

栄養・生化学辞典
 C6H9NO6 (mw191.14).  タンパク質中のグルタミン酸の4位の炭素がカルボキシル化された化合物で,血液凝固系のタンパク質のいくつかなどの特定の…

野副鉄男 (のぞえ-てつお)

デジタル版 日本人名大辞典+Plus
1902-1996 昭和-平成時代の有機化学者。明治35年5月16日生まれ。昭和12年台北帝大教授,23年東北大教授となる。11年台湾檜(ひのき)の色素成分からヒ…

キノリン

百科事典マイペディア
ベンゼン環とピリジン環とをもつ複素環芳香族化合物。不快臭のある無色の液体。融点−15℃,沸点237.1℃。水に難溶,エタノールなど有機溶媒に可溶。窒…

ブチレン

百科事典マイペディア
化学式はC4H8。炭素数4の脂肪族鎖式不飽和炭化水素。ブテンともいい,3種類の構造異性体がある。常温・常圧下では気体だが,加圧または冷却によっ…

フラグメンテーション フラグメンテション fragmentation

化学辞典 第2版
電子衝撃により分子をイオン化した際に,断片イオンと中性粒子群が生成するが,その断片イオンの生成過程をいう.質量分析計により天然物などの複雑…

ゲンチアニン ゲンチアニン gentianine

化学辞典 第2版
C10H9NO2(175.18).リンドウ科Gentiana kirilowiあるいはDipsacus azureusの根より得られるモノテルペンアルカロイド.ピリジン核を含む.融点79~80…

実験式 ジッケンシキ empirical formula

化学辞典 第2版
元素組成式ともいう.分子を構成する成分元素の種類と,それらの原子数の割合を,もっとも簡単な整数比で表した化学式.たとえば,ホルムアルデヒド…

パスカルの加成則 パスカルノカセイソク Pascal's additive law

化学辞典 第2版
反磁性物質のモル磁化率に関する加成則.P. Pascalが1908年に発見.反磁性の無機,有機化合物のモル磁化率は,各構成原子ごとにわりあてられた原子磁…

生分解性 セイブンカイセイ biodegradability

化学辞典 第2版
生物分解性ともいう.物質が微生物などの生物の作用により分解する性質をいう.一般には,プラスチックなどの有機化合物が土壌や水中の微生物により…

トリフルオロ過酢酸 トリフルオロカサクサン trifluoroperacetic acid

化学辞典 第2版
trifluoroperoxyethanoic acid.C2HF3O3(130.02).CF3COOOH.無水トリフルオロ酢酸と90% 過酸化水素から使用時に調整してつくる.CF3COOH + H2O2 C…

オーキシン オーキシン auxin

化学辞典 第2版
植物ホルモンの一つ.1931年,F. Köglらが人尿から得た植物の生長を促進する作用のある物質に命名したもの.現在では,天然オーキシンおよびこれらと…

脱窒 だっちつ denitrification

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
土壌中にある窒素化合物が,硝酸または亜硝酸を経て,生化学的還元作用で窒素分子または窒素酸化物として大気中に飛散すること。日本では水田におい…

ピッチ pitch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
コールタール,石油脂肪酸,石炭,木材などの蒸留,乾留,熱分解で生じる粘着性炭質残留物。グランスピッチ (硬質アスファルト) のように天然に産す…

木タール もくタール wood tar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
木材の乾留により得られる2層の液体のうちの下層部のもので,沈底木タールまたは重木タールともいわれる。黒褐色粘稠な液体で,成分は原木の種類,操…

アンチモン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Antimon ) 窒素族元素の一つ。記号 Sb 原子番号五一。原子量一二一・七六。銀白色の金属光沢をもつ半金属元素で、単体、化…

えんか‐どう(エンクヮ‥)【塩化銅】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 塩素と銅の化合物。① 塩化銅(I )。塩化第一銅。化学式 CuCl 無色の結晶。空気中で容易に酸化され、緑色になる。有毒。殺虫剤、触媒、一…

磁気ひずみ じきひずみ

日本大百科全書(ニッポニカ)
強磁性体や反強磁性体の磁気モーメントが、秩序温度以下で磁気的に配列した際、結晶がわずかに変形する現象をさす。とくに強磁性体を消磁状態から磁…

エクジソン えくじそん ecdysone

日本大百科全書(ニッポニカ)
昆虫の前胸腺(ぜんきょうせん)から分泌されるホルモン(前胸腺ホルモン)の本体であり、脱皮、変態を誘導する。1954年ドイツの生化学者ブーテナント…

ネプツニウム neptunium

改訂新版 世界大百科事典
周期表第ⅢA族,アクチノイド元素の一つ。1940年,アメリカのマクミランE.M.McMillan(1907-91)とエーベルソンP.H.Abelson(1913- )によって発見さ…

カルボン酸 カルボンサン carboxylic acid

化学辞典 第2版
カルボキシル基-COOHをもつ有機化合物の総称.1分子中にあるカルボキシル基の数により,モノカルボン酸,ジカルボン酸などとよぶ.また,カルボキシ…

化学式 (かがくしき) chemical formula

改訂新版 世界大百科事典
元素記号を組み合わせて物質を表した式。これにより物質をつくっている元素の種類のみならず,その組成も知ることができる。物質が分子からできてい…

メイラード反応 めいらーどはんのう Maillard reaction

日本大百科全書(ニッポニカ)
酵素を介さずに糖とアミノ酸(タンパク質)が結合する反応。非酵素的反応ともよばれる。フランスの生化学者Louis Camille Maillard(1878―1936)によ…

ピリジン ピリジン pyridine

化学辞典 第2版
C5H5N(79.10).アザベンゼンともいう.コールタール中に,その多数の同族体とともに,0.2% 前後含まれている.骨油,タバコの煙のなかにも少量含ま…

ユビキノン(ubiquinone)

デジタル大辞泉
生物界に広く存在するキノン化合物。脂溶性のビタミン様物質で、動物の体内でも合成される。ミトコンドリアの内膜に存在し、電子伝達体の一つとして…

ヘリウム(helium)

デジタル大辞泉
希ガス元素の一。無色・無臭の、水素に次いで軽い気体。沸点は低く、セ氏マイナス268.9度。化学的には不活性で、他の元素と化合物をつくらない。宇宙…

四エチル鉛【しエチルなまり】

百科事典マイペディア
化学式はPb(C2H5)4。有機金属化合物。テトラエチル鉛とも。無色油状の可燃性液体。融点−136℃,沸点約200℃(11mmHg)。水に不溶,有機溶媒に可溶。…

核燃料物質 かくねんりょうぶっしつ nuclear fuel material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
原子炉の中で高エネルギーを放出する核分裂反応を起こし,核燃料として使用可能な物質。具体的には,天然ウラン,濃縮ウラン,劣化ウラン,トリウム…

酸化酵素 さんかこうそ oxidase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
オキシダーゼともいう。酸化還元酵素群のうち,特に酸素を直接電子受容体とした酸化反応を触媒する酵素のこと。たとえば,キサンチンオキシダーゼ (…

酸化染料 さんかせんりょう oxidation colour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
酸化処理によって繊維上で不溶性染料となり発色する染料。おもに芳香族化合物をその成分とするものが多く,黒色,褐色,紫色,黄色などの色合いが多…

ホワイトカーボン white carbon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
微粉ケイ酸ともいう。無水ケイ酸,含水ケイ酸,ケイ酸カルシウム,ケイ酸アルミニウムなどの微粉末で,おもに白色のゴム用補強充填剤として使用され…

ラクタム lactam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子内に -NHCO- を含む環式化合物の総称。アミノ酸のアミノ基とカルボキシル基から水を失って生じる。水,エチルアルコール,エーテルに溶け,ラ…

第一稀元素化学工業

日本の企業がわかる事典2014-2015
正式社名「第一稀元素化学工業株式会社」。英文社名「DAIICHI KIGENSO KAGAKU KOGYO CO., LTD.」。化学工業。昭和31年(1956)設立。本社は大阪市住之…

セメンタイト

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] cementite ) 炭化鉄の金属組織学上の名称。組成は Fe3C に相当する。白色、斜方晶系結晶。炭素量六・六七パーセントの所で生じ…

ヘリウム

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] helium )[ 異表記 ] ヘリューム 希ガス元素の一つ。元素記号 He 原子番号二。原子量四・〇〇二六〇二。化学的にはきわめて安定…

ノナン のなん nonane

日本大百科全書(ニッポニカ)
アルカンに属する炭素数9個の炭化水素の総称。直鎖状のノナン(n-ノナン)とその異性体をさす。n-ノナンは石油中に産出する。無色の甘い香りの液体。…

メタンハイドレート メタンハイドレート methane hydrate

化学辞典 第2版
水分子が内部に空孔をもった立体網目状構造をつくり,その空孔にガス分子が取り込まれている包接化合物の一種で,低温・高圧環境下で水分子の結晶構…

カーボランダム カーボランダム carborundum

化学辞典 第2版
アメリカCarborundum社製炭化ケイ素SiCの商品名.1892年,E.G. Achsenが人工ダイヤモンドの製造を試みた実験中に偶然発見したもので,はじめ炭素とア…

酸無水物 サンムスイブツ acid anhydride

化学辞典 第2版
【Ⅰ】無水酸ともいう.酸の化学式から,H2Oが失われた形の化学式をもつ化合物をいう.水と反応して酸を生じる.水分を含まない酸の意味とまぎらわし…

アルミフリー あるみふりー

日本大百科全書(ニッポニカ)
食品添加物アルミニウム、およびその化合物を含む原材料を使用していない食品。アルミニウム化合物は、たとえば、一部の菓子パンや蒸し菓子などに用…

互変異性 ごへんいせい tautomerism

日本大百科全書(ニッポニカ)
一つの化合物が容易に一方から他に相互変換しうる2種以上の異性体として存在する現象。トートメリーともいう。この種の異性体を互変異性体といい、速…

硫化バナジウム リュウカバナジウム vanadium sulfide

化学辞典 第2版
多くの化合物が知られている.不定比化合物が多く組成が確定できないものもある.【Ⅰ】硫化バナジウム(Ⅱ)(vanadium(Ⅱ) sulfide):VS(83.01).一硫化…

ホルムアルデヒド

リフォーム用語集
有機化合物のうち、最も簡単なアルデヒドのひとつ。毒性は強い。接着剤、塗料、防腐剤などの成分であり、安価なため建材に広く用いられている。建材…

気相重合 (きそうじゅうごう) gas(vapor)phase polymerization

改訂新版 世界大百科事典
高分子化合物を原料のモノマー(単量体)から合成するのに,そのモノマーが気相の状態で行う重合反応をいう。重合開始剤あるいは触媒は反応系を流動…

サポニン

百科事典マイペディア
サボンソウ,ジギタリスなど植物に分布し,多環式化合物をアグリコン(非糖部分)としてもつ配糖体の総称。糖部分はブドウ糖,ガラクトース,アラビ…

白鋳鉄 はくちゅうてつ white cast iron

日本大百科全書(ニッポニカ)
白色破面をもつ鋳鉄。鋳鉄は鉄に炭素とケイ素とが含有されたものと考えられるが、炭素が少なかったり、とくにケイ素が少ないと凝固時に炭素が黒鉛結…

味盲 みもう taste blindness

日本大百科全書(ニッポニカ)
特定の味物質に対する味覚が先天的に欠如している無味覚症で、ヒトの場合には味盲物質としてフェニルチオカルバミド(PTC)およびその類似化合物が知…

恒温変態 こうおんへんたい isothermal transformation

日本大百科全書(ニッポニカ)
相変化(物質の状態変化)の一つの形式で、等温変態ともいう。たとえば、鋼を約900℃に加熱すると面心立方晶になる。次に500~300℃の炉に急ぎ移してこ…

ギア油 ギアゆ gear oil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
各種歯車の潤滑に使用される潤滑油で,過大な荷重のもとでも潤滑可能な特殊潤滑油。自動車用のハイポイド歯車,工業用の減速歯車,ピニオンスタンド…

不飽和ポリエステル樹脂 ふほうわポリエステルじゅし unsaturated polyester resin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
不飽和ジカルボン酸 (フマル酸,無水マレイン酸など) と二価アルコール (エチレングリコールなど) との重縮合により生成したポリエステル樹脂に,主…

尿酸終末性 にょうさんしゅうまつせい uricotelicity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
脊椎動物のうち,窒素の排出の主要形態が尿酸であるものをいう。鳥類と,爬虫類中のカメ類以外の多くのものがこれに属する。尿酸の分子の骨格である…

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放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

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