「化合物」の検索結果

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金属霧 きんぞくむ metal fog

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
溶融塩と金属が高温で共存する系で起る現象。その溶液は赤,青,黒などに着色する場合が多い。金属の消失,電流効率低下の一因と考えられているが,…

クロラミン chloramine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) アンモニアまたはその誘導体の水素原子を塩素原子で置き換えた形の化合物の総称。クロロアミンともいう。 (2) クロラミンTのことを薬局方でクロ…

モノバクタム系抗生物質 モノバクタムけいこうせいぶっしつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
b-ラクタム系抗生物質の一つで,ペニシリン骨格の2つの環状構造のうち,b-ラクタム環のみをもつ構造をしている。また,ほかのb-ラクタム剤とは異なり…

そ‐せい【組成】

デジタル大辞泉
[名](スル)1 いくつかの要素・成分によってひとつのものを組み立てること。また、その組み立て。「五百名の代議士を以て―せる公会と」〈竜渓・経…

黄リン(燐)【おうりん】

百科事典マイペディア
リンの同素体の一つ。純粋なものは無色で,正しくは白リンという。通常のものは一部が赤リンに変化して淡黄色蝋状固体。融点44.1℃,沸点280.5℃,比重…

遷移金属-π-アリル錯体 センイキンゾクパイアリルサクタイ transition metal π-allyl complex

化学辞典 第2版
低原子価の遷移金属に結合したアリル基は,多くの場合,3個のπ電子が非局在化して平面構造をとっている.このようなアリル基を有する遷移金属化合物…

ハロゲノ酸 ハロゲノサン halogenoacid

化学辞典 第2版
多価元素のハロゲン化物は,ハロゲン化水素と結合して錯体をつくりやすいが,このようにしてできた化合物の総称で,配位子がすべてハロゲンであるよ…

ノルマル ノルマル normal

化学辞典 第2版
【Ⅰ】直鎖状化合物を枝分れ状異性体と区別するためにつける接頭語.記号n-.IUPACの命名法では,直鎖状のものにはn-をつける必要はないが,慣用名に…

メチル メチル methyl

化学辞典 第2版
【Ⅰ】CH3-基をいう.もっとも簡単なアルキル基で,Me-と略されることもある.【Ⅱ】メチルラジカルをいう.アセトンの光分解やメタンの熱分解でつくる…

ご‐す【呉須】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 陶磁器の下絵顔料にする、コバルト化合物を含んだ鉱物。青緑色を帯びるものとくすんだ褐色のものとがあり、焼き上がると藍色となる。呉…

建染染料 (たてぞめせんりょう) vat dye

改訂新版 世界大百科事典
バット染料ともいう。染料分子内に2~6個のキノンをもつ水に不溶の染料で,塩基性還元剤により水溶性ロイコ化合物となり,この形で繊維に染着された…

エピタキシャル技術 エピタキシャルぎじゅつ epitaxial technique

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
単結晶基板上にその結晶と同一方位をもつ単結晶を成長させる技術のこと。成長層が基板結晶と同一材料の場合をホモエピタキシャル成長 homo-epitaxial…

ビタミンA

栄養・生化学辞典
 C20H30O(mw286.46).  レチノールはアクセロフトール,レチナールはアクセロフタールともいう.脂溶性ビタミンの一つ.レチノール,レチナールな…

排泄器官 はいせつきかん

日本大百科全書(ニッポニカ)
タンパク質代謝の副産物である窒素化合物や余分な水分・塩分などの物質を排泄する営みをもつ器官で、多細胞動物の大部分がもっている。一般に、動物…

野副鉄男 のぞえてつお

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1902.5.16. 仙台[没]1996.4.4. 東京化学者。東北帝国大学化学科を卒業 (1926) ,新設の台北大学に勤め,同教授 (37~45) ,東北大学教授 (48~66…

電解質 でんかいしつ electrolyte

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
水,その他の極性溶媒に溶解され,溶液中でイオンに解離 (電離) して電気伝導性を示す物質。電離度の大小により強電解質と弱電解質に分けられる。電…

クネフェナゲル縮合 クネフェナゲルしゅくごう Knoevenagel condensation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アルドール縮合反応の1種。塩基性触媒の存在下,活性メチレン基をもつβ-ジケトン,β-ケト酸エステル,マロン酸エステルなどとカルボニル化合物との脱…

タール tar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
石炭,石油,木材のような炭素化合物を熱分解するとき残留する黒ないし褐色の油状瀝青物質の総称。石炭の乾留で得られるコールタールはその代表的な…

シリコーン silicone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機ケイ素化合物の重合体の総称。化学組成および分子の平均の大きさにより,油状,ゴム状,樹脂状を呈し,それぞれ,シリコーン油,シリコーンゴム…

水和物 すいわぶつ hydrate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
水化物ともいう。水溶液の中で,溶質の分子またはイオンがいくつかの水分子をひきつけて,1つの分子集団を形成する現象を水和といい,水和による生成…

えんか‐カリウム(エンクヮ‥)【塩化カリウム】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( カリウムは[ドイツ語] Kalium ) 塩素とカリウムとの化合物。化学式 KCl にがい辛味のある無色の結晶。天然にはシルビンとして産出する…

環生成反応 カンセイセイハンノウ annulation reaction

化学辞典 第2版
環化と区別するために,環状化合物にもう一つの環を形成する反応をいう.その代表的なものが,環状ケトンとメチルビニルケトンとを反応させるロビン…

炭化タンタル タンカタンタル tantalum carbide

化学辞典 第2版
金属タンタル格子中に炭素が介入した化合物.Ta2CとTaCが主要なものである.硬質の黄金黄色の金属様結晶.融点3740~3880 ℃.水に不溶,硫酸,フッ化…

かがく‐しんか〔クワガクシンクワ〕【化学進化】

デジタル大辞泉
地球上で生命が出現するまでの物質の進化。原始大気中のメタン・アンモニア・水素などから、放電などによってアミノ酸・糖などの有機化合物が生成さ…

再結晶【さいけっしょう】

百科事典マイペディア
溶解度の差を利用して結晶性物質を精製すること。精製しようとする固体を適当な溶媒に溶かして高い温度で飽和溶液をつくり,これを徐々に冷却すると…

化石燃料【かせきねんりょう】

百科事典マイペディア
石炭,石油,天然ガス,オイルシェール,オイルサンドなどのエネルギー資源のこと。太陽エネルギーなどの自然エネルギーの場合には,廃棄物などによ…

グライ土【グライど】

百科事典マイペディア
地下水位が高く,その影響でグライ化作用を受けてできた一連の土壌型の総称。グライ化作用とは還元条件下で起こる土壌生成過程で,特に酸化第一鉄化…

カテネーション カテネーション catenation

化学辞典 第2版
同種元素の原子がつくる鎖状の結合構造.直鎖,環状,単結合,多重結合を問わない.炭素においてもっともいちじるしく認められ,有機化合物の多様性…

飽和 ホウワ saturation

化学辞典 第2版
【Ⅰ】一定条件(温度,外圧など)において,ある媒体(真空を含む)が他物質を十分に収容し,それ以上受け入れることのできなくなった限界の状態.飽和蒸…

テルル化亜鉛 テルルカアエン zinc telluride

化学辞典 第2版
ZnTe(192.99).ZnとTeの混合物を融解するほか,アルカリ性水溶液中でZnOとTeとを反応させると得られる.赤褐色の粉末.昇華精製によりルビー赤色の立…

光重合 (ひかりじゅうごう) photopolymerization

改訂新版 世界大百科事典
〈こうじゅうごう〉ともいう。同じ種類の小さい分子が互いに多数結合して巨大な分子,すなわち高分子を生成する重合反応を,光の照射によって行わせ…

リーバーマン反応 (リーバーマンはんのう) Liebermann reaction

改訂新版 世界大百科事典
(1)ニトロソ化合物,フェノール類の検出に利用される呈色反応の一つ。ニトロソ化合物に少量のフェノールを加えて加熱,冷却後濃硫酸を数滴加えると…

セレニニル セレニニル seleninyl

化学辞典 第2版
で示される二価の基.無機化合物では,ハロゲン化セレニニルなどがある.たとえば,塩化セレニニルSeOCl2(オキシ塩化セレン,塩化セレニルともいう)[…

コバラミン コバラミン cobalamin

化学辞典 第2版
ビタミン B12 の別称.三価のコバルトを中心金属として,まわりにコリン核が配位して平面を形成し,平面の下からヌクレオチドに結合したベンゾイミダ…

りょうせい 両性

小学館 和伊中辞典 2版
entrambi i sessi(男)[複] ¶両性の平等|uguaglianza dei sessi ◎両性花 両性花 りょうせいか 〘植〙fiore(男) bisessuale [ermafrodito/andro&#…

富山薬品工業

日本の企業がわかる事典2014-2015
正式社名「富山薬品工業株式会社」。英文社名「TOMIYAMA PURE CHEMICAL INDUSTRIES, Ltd.」。化学工業。昭和21年(1946)「株式会社富山薬品商会」設立…

芳香族炭化水素 ほうこうぞくたんかすいそ aromatic hydrocarbon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ベンゼン環を含む炭化水素。芳香族炭化水素の基本となるのはベンゼンであって,その誘導体として数多くの芳香族炭化水素がある。単純な構造のものを…

酸化帯[鉱床] さんかたい[こうしょう] oxi-dized zone of mineral deposit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
酸化作用を主とする変質の進行した鉱床の部分。地表下にある鉱床は循環する地表水ならびに流通する酸素,炭酸ガスによって変質する。酸化して生じた…

アルキル水銀 アルキルすいぎん alkyl mercury

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機水銀の一族。アルキル基が水銀に結合したハロゲン化合物の総称。これに属するメチル水銀は水俣病の原因とされている。エチル水銀も同様な症状を…

塩化ニトロシル えんかニトロシル nitrosyl chloride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 NOCl 。非爆発性で,腐食性の強い黄赤色の気体。融点-61.5℃,沸点-5.5℃。水により分解し,塩化水素と亜硝酸となる。王水の橙色はこの化合物…

セメンタイト

百科事典マイペディア
鉄と炭素の化合物の一つ。組成上はFe3Cに相当。かたくてもろく,常温では磁性が強い。オーステナイト状態の炭素鋼や低合金鋼を焼きなましすると得ら…

アルデヒド

百科事典マイペディア
アルデヒド基−CHOをもつ有機化合物の総称。ホルムアルデヒド,アセトアルデヒド,ベンズアルデヒド,アクロレイン,フルフラールなどがその例。還元…

シリコーンゴム

百科事典マイペディア
ケイ(珪)素ゴムとも。ジメチルジクロルシラン(CH3)2SiCl2を加水分解し,重合した線状高分子化合物。有機過酸化物によって加硫され弾性体となるが…

ロジウム

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] rhodium ) ( ギリシア語でバラの意。化合物の水溶液がバラ色であるところから ) 白金属の元素。元素記号 Rh 原子番号四五。原子…

擬ハロゲン ギハロゲン pseudohalogens

化学辞典 第2版
プソイドハロゲンともいう.化学的挙動がハロゲン分子 X2 に似ている化合物.たとえば,シアノゲン (CN)2,チオシアノゲン (SCN)2,シアン化ヨウ素IC…

水酸化酵素 スイサンカコウソ hydroxylase

化学辞典 第2版
有機化合物のC-H結合にO原子を導入し,C-OH結合にする酵素.見掛け上,ヒドロキシ基となるので水酸化酵素とよばれるが,実際には酸素を付加する酵素…

キシリジン キシリジン xylidine

化学辞典 第2版
dimethylaniline.C8H11N(121.18).(CH3)2C6H3NH2.キシレンのアミノ誘導体で,アミノ基と二つのメチル基との相対的な位置によって6種類の異性体があ…

ウィタフェリンA ウイタフエリンエー withaferin A

化学辞典 第2版
C28H38O6(470.58).制がん性をもつステロイドラクトン.融点244~245 ℃.+12.5°(クロロホルム).λmax 221,285 nm(ε 6100,50.エタノール).はじめ…

マスフラグメントグラフィー マスフラグメントグラフィー mass fragmentography

化学辞典 第2版
ガスクロマトグラフィーとマススペクトロメーターの直結装置(ガスクロマトグラフィー質量分析計)を用いて,ある特定の断片イオンのイオン強度を連続…

グリコシド

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] glycoside ) 糖類の水酸基中の半アセタール状水酸基と、各種のアルコール、フェノール、カルボン酸、アルデヒドなどの作用基の…

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放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

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