戦国大名 (せんごくだいみょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 戦国時代の争乱のなかで各地にその覇権を確立した地方政権。戦国大名は各地域の政治・経済・社会などの諸条件に規定され,また過渡的権力として,そ…
だいみょうどけい【大名時計】
- 改訂新版 世界大百科事典
だいみょうもんじょ【大名文書】
- 改訂新版 世界大百科事典
萩大名 はぎだいみょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 狂言の曲名。大名狂言。遊山を思い立った大名(シテ)に、太郎冠者(かじゃ)は知人の庭の萩見物を勧める。その庭では客が和歌を詠むことが例になって…
並び大名 ならびだいみょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 歌舞伎(かぶき)の役の一種。舞台の後方へ大ぜい居並ぶ大名の役をいう。背景のような役目をもち、劇の進行中は一定の形でじっとしているのが原則。『…
大名貸 だいみょうがし
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,豪商が大名に対し行った貸付け藩の財政難で江戸中期以降盛行。両替商を兼ねる掛屋 (かけや) や出入りの豪商らが年貢米を担保に金融するこ…
かりだいみょう(かりダイミャウ)【狩大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 狂言。大蔵流番外曲。狩の好きな大名を主人公とするもの。
だいみょう‐おろし(ダイミャウ‥)【大名下】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小魚や身の割れやすい魚を、中骨に身を多く付けて三枚に下ろすこと。ぜいたくな下ろし方であるところからの名。
だいみょう‐けんどん(ダイミャウ‥)【大名慳貪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漆絵などのある上品な器に入れて出す盛切りのそばやうどん。[初出の実例]「外よりは高けれ共、停佞成仕出しゆへ、皆人そば切のすくなき事…
だいみょう‐じま(ダイミャウ‥)【大名縞・大明縞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 こまかいたて縞。また、その模様の布。大名筋。[初出の実例]「大名島(ダイミャウジマ)おりてきせふの所も」(出典:浄瑠璃・蘆屋道満大内…
だいみょう‐ぶしん(ダイミャウ‥)【大名普請】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 費用を惜しまない贅沢な建築や工事。[初出の実例]「隠居といへど古の、気質(かたぎ)は残る大名普請」(出典:浄瑠璃・壇浦兜軍記(1732)…
ひら‐だいみょう(‥ダイミャウ)【平大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大身でない大名。[初出の実例]「それは小身平(ヒラ)大名のこと」(出典:浄瑠璃・曾我扇八景(1711頃)上)
大名貝 (ダイミョウガイ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。ニッコウガイ科の貝
大名屋敷 だいみょうやしき
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 近世の江戸における大名の邸宅。藩庁の所在地でもあり,江戸藩邸ともいう。本来的には参勤交代と大名妻子江戸居住の強制によって制度化された,幕府…
フォーラム(forum)
- デジタル大辞泉
- 1 古代ローマ市にあった集会用の広場。2 集会所。3 パソコン通信のネットワーク内に設定された、共通の興味をもつ者が集まる所。4 「フォーラム…
お‐だいみょう〔‐ダイミヤウ〕【▽御大名】
- デジタル大辞泉
- 1 大名を敬っていう語。2 世事に疎く、苦労を知らない人。
だいみょう‐ぎ〔ダイミヤウ‐〕【大名気】
- デジタル大辞泉
- こせこせしない鷹揚おうような気質。「高うて買はぬといふことなし。…ここを以て―とはいへり」〈浮・胸算用・五〉
だいみょう‐じま〔ダイミヤウ‐〕【大名×縞/大明×縞】
- デジタル大辞泉
- 細かい縦縞。また、その織物。ふつう、縞糸1本に対して地糸3~4本。大名筋。
だいみょう‐ぶしん〔ダイミヤウ‐〕【大名普請】
- デジタル大辞泉
- 費用を惜しまないで、ぜいたくなつくりの家を建てること。
外様大名【とざまだいみょう】
- 百科事典マイペディア
- 外様は譜代に対する語で,主従関係が疎遠なこと,直系に対して傍系をいう。室町時代には幕府と疎遠な大名を外様衆とよんだ。外様大名は江戸時代,徳…
萩大名 (はぎだいみょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 狂言の曲名。大名狂言。大蔵,和泉両流にある。長らく在京した田舎大名が帰国の前に,太郎冠者の案内で,ある庭園に萩の花見に出かける。当座に和歌…
だいみょうあずけ【大名預】
- 改訂新版 世界大百科事典
だいみようりょうごく【大名領国】
- 改訂新版 世界大百科事典
大名貸 だいみょうがし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代,商人が大名を相手に行なった金融。江戸時代初期から藩財政が窮迫してきたため,諸藩では,領内や三都 (江戸,京都,大坂) の有力商人から…
大名飛脚 だいみょうひきゃく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代,諸大名が藩と江戸の藩邸との間の連絡に用いた飛脚。費用がすべて大名自身にかかったため,その負担に耐えかねて,町飛脚の発達とともに衰…
萩大名 はぎだいみょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 狂言の曲名。大名狂言。上洛中の遠国の田舎大名 (シテ) が,太郎冠者のすすめで,東山の知合いの庭の萩を見物に行くが,無風流な主人のために,太郎…
大名竹 (ダイミョウチク)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。イネ科の竹,園芸植物。ナリヒラダケの別称
くにもち‐だいみょう(‥ダイミャウ)【国持大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =くにもちしゅう(国持衆)②[初出の実例]「国持大名所替は無レ例こととて」(出典:政談(1727頃)一)
だいみょう‐ぎょうぎ(ダイミャウギャウギ)【大名行儀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大名のように態度や行ないがおうようなこと。[初出の実例]「暮しは常に大名行儀」(出典:浮世草子・本朝浜千鳥(1707)一)
だいみょう‐ななこ(ダイミャウ‥)【大名魚子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 彫金の一種。刀剣などの装飾で、魚子と磨(みが)きとを交互に蒔いたもの。その形が采(さい)の五の目に似ているところから、五(ぐ)の目魚子…
大名飛脚 だいみょうひきゃく
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 江戸時代,大名が設けた飛脚。近世の藩は城下と江戸・京都・大坂その他の土地との連絡のために,足軽・仲間・小者を飛脚として使用し,郵便物を輸送…
横溝正史 (よこみぞ-せいし)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1902-1981 昭和時代の小説家。明治35年5月25日生まれ。博文館にはいり「新青年」編集長をつとめ,昭和7年から文筆に専念。22年の「本陣殺人事件」を…
じょうるりさんだいめいさく【浄瑠璃三大名作】
- 改訂新版 世界大百科事典
横溝正史【よこみぞせいし】
- 百科事典マイペディア
- 小説家。兵庫県生れ。大阪薬学専門学校卒。《新青年》に投稿した《恐ろしき四月馬鹿》が入選。江戸川乱歩の勧めで上京,博文館に入社し,《新青年》…
ジョン・ロス マクドナルド John Ross MacDonald
- 20世紀西洋人名事典
- 1915 - 1983.7.11 米国の作家。 カリフォルニア州生まれ。 本名〈Kenneth Millar〉 ケネス・ミラー。 別名ジョン・ロス マクドナルド。 チャンドラ…
参会 さんかい
- 日中辞典 第3版
- 到会dàohuì,参加集会cānjiā jíhuì,出席会议chūxí huìyì,与会y…
しゅご‐だいみょう〔‐ダイミヤウ〕【守護大名】
- デジタル大辞泉
- 室町時代、任国に勢力を張って領国支配を進めた守護。吏僚的性格の強い鎌倉時代の守護とは区別される。→守護2
だいみょう‐あずけ〔ダイミヤウあづけ〕【大名預け】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、幕府が罪人を大名に預けて拘禁したこと。
だいみょう‐けんどん〔ダイミヤウ‐〕【大名倹×飩】
- デジタル大辞泉
- 漆絵のあるりっぱな器に盛ったそば、またはうどん。「―よしにして、やっぱり食べつけたぶっかけの渡し守がよござりまする」〈浄・矢口渡〉
だいみょう‐やしき〔ダイミヤウ‐〕【大名屋敷】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、将軍から与えられた諸大名の江戸藩邸のこと。明暦の大火後は非常の際の備えとして中屋敷・下屋敷が与えられた。
大名火消 だいみょうひけし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代の消防制度の一つ。江戸府内一般,府内要所,大名屋敷の出火の際,幕命で江戸にある大名の藩邸から消火に出動するもので,明暦の大火 (1657)…
大名屋敷 (だいみょうやしき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 江戸府内および近郊に置かれた諸大名の屋敷。当初は外様大名の妻子在府にはじまり幕府も屋敷地を適宜賜与していたが,1635年(寛永12)参勤交代制の…
あずまだいみょう(あづまダイミャウ)【吾妻大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 狂言。大蔵流八右衛門派。在京中の吾妻の大名が酒の相手をする女を雇おうとするが、次郎冠者はだまされて詐欺師が化けた女を連れてきてしまう。廃曲。
こっぱ‐だいみょう(‥ダイミャウ)【木端大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 取るに足りないほど祿の少ない大名。祿の少ない大名をさげすんでいう語。[初出の実例]「イヤー小せへや、小(コ)っぱ大名の癖に威張って居…
だいみょう‐がい(ダイミャウがひ)【大名買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 商人のいうままの値段で、金銭を惜しまずおうように品物を買うこと。
だいみょう‐しゅう(ダイミャウ‥)【大名衆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「だいみょうしゅ」とも ) 大名である人々。大名たち。[初出の実例]「大名衆は備中紙小高檀紙を一重二に折て御用候」(出典:宗五大草紙…
ふだい‐だいみょう(‥ダイミャウ)【譜代大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 譜代④である大名。譜代。[初出の実例]「御譜代大名計りに所替仰せ附けらるること是又偏跛にて」(出典:政談(1727頃)一)
とざま‐だいみょう(‥ダイミャウ)【外様大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =とざま(外様)④[初出の実例]「御供奉〈略〉外様大名四人 細川右京大夫頼元・畠山右兵衛佐基国・京極治部少輔高詮・六角備中守満高」(…
せんごく‐だいみょう(‥ダイミャウ)【戦国大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 日本の戦国時代に、地方で分権的な一国または数国にまたがる領国支配を行なった大名。領土と人民を一元的に掌握し、在地の武士を編成して…
守護大名 しゅごだいみょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 南北朝・室町期に幕府から守護に任命され、任国内でしだいに大名領主化を遂げた権力をいう。後の戦国大名や近世大名と対比される。守護の本来の任務…