ヒル反応 ヒルハンノウ Hill reaction
- 化学辞典 第2版
- 葉緑体が適当な水素受容体存在下で,光照射によって酸素を発生する反応をいい,発生した酸素と当量の水素受容体が同時に還元される.この反応は,193…
阻害剤 ソガイザイ inhibitor
- 化学辞典 第2版
- 酸化反応,重合反応,連鎖反応,あるいは生体内反応の反応速度を低下させる物質の総称.阻害する対象によって,重合抑制剤,連鎖抑制剤とよばれる.…
2-(1-ヒドロキシエチル)チアミン ヒドロキシエチルチアミン 2-(1-hydroxyethyl)thiamin
- 化学辞典 第2版
- C14H21N4O2S(309.41).ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応の中間体(ヒドロキシエチルアミン二リン酸)に由来する生体成分で,チアミンのチアゾール環の2位…
ジクロロエチルアルミニウム ジクロロエチルアルミニウム dichloroethylaluminium
- 化学辞典 第2版
- ethylaluminium dichloride.C2H5AlCl2(126.95).(C2H5)AlCl2.塩化エチル,アルミニウム,三塩化アルミニウムの混合物を加熱すると得られる.あるい…
クロロジエチルアルミニウム クロロジエチルアルミニウム chlorodiethylaluminium
- 化学辞典 第2版
- (C2H5)2AlCl(120.56).有機アルミニウム化合物の一つ.AlとMgの合金または粉末混合物と塩化エチルとの反応で生成する.そのほかに(C2H5)5Al2Cl3のナ…
白金石綿 ハッキンイシワタ platinum asbestos
- 化学辞典 第2版
- 白金アスベストともいう.石綿上に白金微粒子を析出付着させたもの.淡黒色.パラジウム石綿と同様,酸素-水素結合反応のよい触媒.あらかじめ強熱し…
酸化金(Ⅲ) サンカキン gold(Ⅲ) oxide
- 化学辞典 第2版
- Au2O3(441.93).テトラクロロ金(Ⅲ)酸塩の水溶液に水酸化アルカリを加えるか,炭酸アルカリを加えて加熱するとAu2O3・nH2Oのかさばった沈殿を生じる.…
[1,1′-ビナフタレン]-2,2′-ジオール ビナフタレンジオール [1,1′-binaphthalene]-2,2′-diol
- 化学辞典 第2版
- C20H14O2(286.33).ラセミ体は2-ナフトールの塩化鉄(Ⅲ)による酸化的二量化で得られる.針状晶(エタノールから)あるいは葉状晶(トルエンから).融点22…
ヘキサメチルジシラザン ヘキサメチルジシラザン hexamethyldisilazane
- 化学辞典 第2版
- 1,1,1-trimethyl-N-(trimethylsilyl)silanamine, bis(trimethylsilyl)amine.C6H19NSi2(161.40).(CH3)3SiNHSi(CH3)3.クロロトリメチルシランとアン…
カプサイシン カプサイシン capsaicin
- 化学辞典 第2版
- (E)-N-(4-hydroxy-3-methoxybenzyl)-8-methyl-6-nonenamide.C18H27NO3(305.40).ナス科Capsaicumの果実に含まれ,トウガラシの辛味の原因物質である…
ピロリジン ピロリジン pyrrolidine
- 化学辞典 第2版
- C4H9N(71.12).tetramethyleneimine.テトラヒドロピロールともいう.タバコの葉に含まれる.ピロールをヨウ化水素とリンまたはニッケル触媒を用いて…
渡辺政之輔
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:昭和3.10.6(1928) 生年:明治32.9.7(1899) 大正・昭和前期の日本共産党指導者。現在の千葉県市川市に生まれる。大正6(1917)年家族と深川に移住…
フロン ふろん flon
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 塩化フッ化炭化水素の総称で日本における慣用名。正式名称はフルオロカーボン。フロンは下記の3種に大別される。(1)クロロフルオロカーボン(CFC:Ch…
油症 (ゆしょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- PCBが原因となって起こった食品公害病。1968年10月,福岡県に痤瘡(ざそう)様皮疹を主訴とした〈奇病〉が多発した。調査の結果,翌11月に,患者の皮…
地衣成分 ちいせいぶん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 地衣体を構成する菌類が、同じく地衣体を構成する藻類によって合成された炭水化物、糖アルコールを素材として二次的に生体内合成した第二次代謝産物…
長期透析患者の病態腎不全(腎障害)
- 内科学 第10版
- 定義・概念 腎臓病が進行して末期腎不全に至る患者は年間約39000人にのぼる.末期腎不全患者は腎代行療法,すなわち透析療法または腎移植が必要と…
虫刺症 ちゅうししょう Insect bites and stings (皮膚の病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな病気か 蚊、ブヨ、ノミなどの昆虫や、イエダニなどの吸血性ダニに刺されて生じた皮膚炎です。毒蛾(が)などの幼虫や成虫の毒毛との接触により…
organize a demonstration
- 英和 用語・用例辞典
- デモを組織する デモを行う デモを催す (=stage [hold] a demonstration)organize a demonstrationの用例On June 7, 2020, a demonstration was orga…
ステロール ステロール sterol
- 化学辞典 第2版
- ステリンともいう.3位にヒドロキシ基をもち,炭素数27または29のステロイドの総称.動物,植物界に広く分布し,遊離型,エステル型またはグリコシド…
ジチゾン dithizone
- 改訂新版 世界大百科事典
- コバルト,銅,鉛,水銀など数種の重金属の高感度分析試薬。とくに鉛の微量定量分析に使用される。化学名はジフェニルチオカルバゾンである。168℃で…
エチレンジアミン エチレンジアミン ethylenediamine
- 化学辞典 第2版
- 1,2-diaminoethane,1,2-ethanediamine.C2H8N2(60.1).H2NCH2CH2NH2.工業的には,1,2-ジクロロエタンとアンモニアからつくられる.アンモニア臭を…
塩化物 エンカブツ chloride
- 化学辞典 第2版
- 塩素と塩素より陽性な元素または基との化合物の総称.ほとんどすべての元素が塩化物をつくる.金属あるいはその酸化物,水酸化物,炭酸塩に塩酸を加…
リーベルマン反応 リーベルマンはんのう Liebermann reaction
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- リーバーマン反応ともいう。いずれも呈色による定性反応で,3種類ある。 (1) 蛋白質を温アルコール,次いでエーテルでよく洗い,濃塩酸を加えて熱す…
クロラムフェニコール chloramphenicol
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 放線菌に属する Streptomyces venezuelaeから分離された抗生物質。融点 150℃。白色,帯黄色の針状または板状の結晶で,臭気はなく,苦みがある。抗生…
ロバート・B. ウッドワード Robert Burns Woodward
- 20世紀西洋人名事典
- 1917.4.10 - 1979.7.8 米国の有機化学者。 元・ハーバード大学教授。 マサチューセッツ州ボストン生まれ。 16才でマサチューセッツ工科大学に入学…
ニトリロ三酢酸 にとりろさんさくさん nitrilotriacetic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 分析試薬の一つ。ニトリロトリ酢酸、アンモニア三酢酸、トリス(カルボキシメチル)アミンなどともいう。略称NTA。アンモニアとクロロ酢酸とからシア…
光合成 こうごうせい photosynthesis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 光のエネルギーにより生物が二酸化炭素を同化して有機化合物を生成する過程。緑色植物の場合には,クロロフィルおよびカロテノイドの働きにより光の…
強心薬 (きょうしんやく) cardiotonic
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 強心ステロイド カテコールアミン類 キサンチン誘導体心筋の収縮力を高める薬物をいい,種々の原因で心臓の機能が低下している場合に…
エチルアルコール
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Äthylalkohol ) 脂肪族飽和アルコールの一つ。化学式 C2H5OH 無色透明で芳香のある液体。天然にはエチルエステル、エーテル…
ヘキサメチレンテトラミン へきさめちれんてとらみん hexamethylenetetramine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 複素環脂肪族アミンの一つ。ヘキサミン、メテナミン、ウロトロピン、1,3,5,7-テトラアザアダマンタンその他多数の名称をもつ。ホルムアルデヒドとア…
葉状植物 ようじょうしょくぶつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 栄養体の体制に基づく分類群で、茎葉植物に対する一群をいう。葉状植物は茎や根を分化せず、通道組織や生殖器官もみられない藻類、地衣類などを含む…
プルプロガリン プルプロガリン purpurogallin
- 化学辞典 第2版
- 2,3,4,6-tetrahydroxy-5H-benzocyclohepten-5-one.C11H8O5(220.18).カシワ,ナラ,カシなどQuercus属の木にできる虫こぶのなかのタンニンに,配糖…
オルトカルボン酸エステル オルトカルボンサンエステル orthocarboxylic ester
- 化学辞典 第2版
- RC(OR′)3.オルトエステルともいう.オルトカルボン酸RC(OH)3はカルボン酸の水和物に相当するが単離することができない.しかし,このエステルは実在…
きゅうせいかんけつせい‐ポルフィリンしょう〔キフセイカンケツセイ‐シヤウ〕【急性間欠性ポルフィリン症】
- デジタル大辞泉
- ポルフィリン症の一種。ふだんは症状がなく、栄養不良、ステロイドやバルビツール酸系薬剤の摂取、ストレスなどを契機に発症する。腹痛・不整脈・ヒ…
マチン
- 百科事典マイペディア
- 有毒,薬用植物として知られるマチン科の常緑高木。インド〜東南アジア,オーストラリア北部に分布する。葉は革質で卵形,花は茎頂の集散花序に多数…
透析【とうせき】
- 百科事典マイペディア
- セロハン膜,コロジオン膜,ぼうこう膜などの半透膜を通して溶液中のタンパク質,酵素などの高分子化合物(コロイド粒子)と,電解質,糖分などの低…
杉野目 晴貞 スギノメ ハルサダ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の化学者 北海道大学名誉教授。 生年明治25(1892)年10月27日 没年昭和47(1972)年4月14日 出生地宮城県 学歴〔年〕東北帝大化学科〔大正8年〕…
アーチバルド・P.P. ローズベリー Archibald Philip Primrose Rosebery
- 20世紀西洋人名事典
- 1847 - 1929 英国の政治家。 元・首相。 祖父の爵位を継いで、自由党上院議員として活躍。1886年、1892〜1894年に外相を務め、1894年首相に就任、…
くろい【クロイ】
- 改訂新版 世界大百科事典
PCB (ピーシービー)
- 改訂新版 世界大百科事典
- ポリ塩化ビフェニルpolychlorinated biphenylの略。2個のベンゼンがつながったビフェニルに塩素がついたもので,塩素のつく位置と数で多くの異性体が…
スコポラミン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC17H21O4N。鎮痛・鎮静薬。アトロピンとともにナス科植物などに含まれるアルカロイド。散瞳(さんどう)作用,中枢神経抑制作用が強い。臭化水…
懸濁液
- 岩石学辞典
- 流体,水または空気の塊の中で粒子が運ばれる移動の様式.粒子は形成された乱流の上向きの力のために床に落ちることが妨げられる.液体中の固体の分…
ミトコンドリア
- 栄養・生化学辞典
- 細胞内の小器官で,酸化的リン酸化の主たる場で,細胞のATP合成にあずかる.その他,肝臓のミトコンドリアには尿素サイクル酵素の一部があり,副腎…
ガリピン ガリピン galipine
- 化学辞典 第2版
- C20H21NO3(323.38).南米産ミカン科Cusparia trifoliataの樹皮,すなわちアンゴスツラ皮中にクスパリンとともに含まれる.キノリンアルカロイドの一…
すい‐わ【水和】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 水中に分散している粒子、水溶液中の溶質やイオンまたはコロイド分子が、溶媒である水の分子と結合している場合か、強い相互作用下にあ…
抗白血病薬 こうはっけつびょうやく antileukemia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 白血病の化学療法剤。直接細胞核の構造に作用する細胞分裂毒であるナイトロジェンマスタード,ナイトロミン,代謝拮抗物質として,細胞分裂の中期か…
酸性染料 さんせいせんりょう acid dye
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子中にスルホン基,カルボキシル基などの酸性基をもつ水溶性染料。羊毛,絹など蛋白質繊維,ポリアミド系やポリアクリロニトリル系の合成繊維など…
渡辺政之輔 (わたなべ-まさのすけ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1899-1928 大正-昭和時代前期の労働運動家。明治32年9月7日生まれ。大正8年東京帝大新人会の後援で新人セルロイド工組合を結成。11年共産党に入党…
コカイン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Kokain [英語] cocaine ) コカ葉の主成分で、アルカロイドの一つ。麻薬の一種。局所麻酔剤として用いられる。大脳皮質に対…
こう‐しゅく【拘縮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一回の短時間の刺激、または、反復しない持続的刺激により生じる筋肉の持続性収縮。各種のアルカロイドやエーテル、アルコール、酸、塩…