「化合物」の検索結果

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物理化学 ぶつりかがく physical chemistry

日本大百科全書(ニッポニカ)
物理学の理論と物理的な測定技術を用いて化学物質の構造・性質・反応を研究する化学の一分野。化学の諸現象を物理学に基礎を置く理論で解明すること…

可消化粗タンパク質

栄養・生化学辞典
 食品の中の窒素量をケルダール法で分析定量し,窒素換算係数(特別の食品以外は6.25)をかけて得た値.タンパク質のほかに遊離アミノ酸,ペプチド…

シラン silane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) 水素化ケイ素の総称。炭素をケイ素に置き換えた形の有機ケイ素化合物のこと。一般式 SinH2n+2 である。ケイ化マグネシウムに酸を作用させてつく…

エーテル

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [オランダ語] ether )① 光、熱、電波を伝える媒体として宇宙に充満していると仮想的に考えられたもの。のちに、実験的、理論的にその存…

ごうせい‐ゴム(ガフセイ‥)【合成ゴム】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( ゴムは[オランダ語] gom ) 物理的、化学的性質が天然ゴムに類似した合成高分子化合物の総称。耐油性、耐熱性、耐老化性などにおいて天…

チタン族元素 ちたんぞくげんそ titanium family element

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第4族に属するチタン、ジルコニウム、ハフニウムの3元素の総称。チタンは天然に広く分布しているが、ジルコニウムはやや少なく、ハフニウムは…

ハイポ はいぽ hypo

日本大百科全書(ニッポニカ)
チオ硫酸ナトリウム五水和物の俗称。古くこの化合物を次亜硫酸ナトリウムsodium hyposulfiteと誤称したが、それを略してハイポというようになった。…

ヨウ化物中毒 ヨウかぶつちゅうどく iodide poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
造影剤に用いられるヨウ素化合物によって起すことがある中毒。発疹,上気道炎,喘息などのアレルギー症状はしばしば現れるので,ことに静脈内に造影…

リンデン りんでん lindane

日本大百科全書(ニッポニカ)
純度99%以上の1,2,3,4,5,6-hexachlorocyclohexane(通称BHCという化合物)のγ(ガンマ)異性体をいう。異性体の発見者リンデンTeunis van der Linden…

キャビタンド キャビタンド cavitand

化学辞典 第2版
大環状ホスト化合物のなかで,錯体の生成,解離の過程でのコンホメーションが変化しない,強固な内孔(cavity)をもつホストの総称.代表的なものとし…

グルタルイミド グルタルイミド glutarimide

化学辞典 第2版
2,6-piperidinedione.C5H7NO2(113.12).グルタル酸イミドともいう.グルタル酸と尿素を反応させることによって得られる.白色の結晶.融点152~154 …

水銀触媒 スイギンショクバイ mercury catalyst

化学辞典 第2版
水銀の触媒作用を利用した触媒.水銀の触媒作用として知られているのは,すべて水銀化合物の触媒作用であり,とくにアセチレンへの付加反応に有効で…

化学蒸着法 カガクジョウチャクホウ chemical vapor deposition method

化学辞典 第2版
略称CVD法.気相成長法のうち,混合気体原料をキャリヤーとともに流し,反応によって基板上に単結晶を析出させる方法で,一種の気相エピタキシー成長…

植物産生物質(アルカロイド製剤)

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版
◎植物産生物質とは  天然の植物から抽出されたアルカロイド(窒素を含んだ塩基性有機化合物)を主成分とする抗ガン剤で、ガン細胞中の蛋白たんぱく…

湖沼汚染 こしょうおせん

日本大百科全書(ニッポニカ)
湖沼にみられる汚染(汚濁)現象。集水域の人間活動の活発化、多様化に伴い、各種の湖沼汚染がおこっている。湖沼の汚染は、その原因、内容によって…

充填剤 じゅうてんざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) filler ゴムや石鹸の製造に際して,その機能や利用効果に変化を与えないで容量を増すために添加される物質をいう。機能を変化させる他の添加物…

沈殿 (ちんでん) precipitation

改訂新版 世界大百科事典
一般には液体中の微小固体が液底に沈積すること。化学上は,溶液中で化学変化が起きて生じる生成物,または溶液が飽和に達することによって,その溶…

塩化セシウム型構造 えんかせしうむがたこうぞう cesium chloride structure

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般式AX(Aは陽性元素、Xは陰性元素)で示される化合物にみられる結晶構造の一型式。塩化ナトリウム型とともに、イオン結晶の代表的な構造である。…

クロム中毒 くろむちゅうどく

日本大百科全書(ニッポニカ)
産業現場で過剰なクロムおよびクロム化合物の暴露によりおこる中毒をいう。普通、中毒は金属クロムの形でなく、クロムの酸化物、とくに六価クロムと…

硝酸エステル しょうさんえすてる nitrate ester organonitrate organic nitrate

日本大百科全書(ニッポニカ)
アルコールと硝酸が水1分子を失って縮合した化合物の総称。一般式R-O-NO2。一般に加熱または衝撃により爆発しやすく、第5類危険物に指定されていて、…

硫黄細菌 (いおうさいきん) sulfur bacteria

改訂新版 世界大百科事典
硫黄あるいは無機硫黄化合物を酸化する細菌。亜硝酸菌などと同様,無機物を基質として好気呼吸をおこなう独立栄養細菌の仲間で,硫黄の酸化を化学的…

シアン しあん cyan

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素と窒素の化合物。シアノーゲン、ジシアン、オキサルニトリルなどともいう。触媒の存在下で、シアン化水素を空気または塩素、二酸化窒素で直接酸…

極性 (きょくせい)

改訂新版 世界大百科事典
化学用語。分子または化学結合において電荷分布に偏りがあるとき極性があるといい,それぞれ極性分子polar molecule,極性結合polar bondと呼ぶ。ま…

パークス Parkes, Alexander

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1813.12.29. バーミンガム[没]1890.6.29. ロンドンイギリスの化学者,発明家。各種の工業プロセスや工業素材を開発したことで知られる。パークス…

塩化ビニリデン えんかびにりでん vinylidene chloride

日本大百科全書(ニッポニカ)
エチレンの塩素二置換体の一つ。正しくは1,1-ジクロロエテンという。クロロホルムに似たにおいのする揮発性無色液体。 工業的には、クロロエテン(…

ベンゾキノン べんぞきのん benzoquinone

日本大百科全書(ニッポニカ)
ベンゼン環上の水素2原子を酸素で置き換えた構造をもつ化合物。キノンの一種であり、o(オルト)-ベンゾキノンとp(パラ)-ベンゾキノンの2種類の異性体…

ヨウ素デンプン反応 ようそでんぷんはんのう iodostarch reaction

日本大百科全書(ニッポニカ)
デンプン溶液に冷時ヨウ素を作用させたとき青紫色を呈する反応。この反応は古くから知られ、反応機構については19世紀末より種々研究されている。き…

塑性【そせい】

百科事典マイペディア
可塑性とも。適当な条件におかれた固体物質は,外力に対して破壊を起こさず連続的に形が変わり力をとり去ってもその変形が永久に保たれるが,このよ…

胆汁酸【たんじゅうさん】

百科事典マイペディア
胆汁の主成分の一つ。胆汁の苦味はこれによる。ステロイドアルコールまたは酸がタウリン,グリシンなどと結合した一群の化合物。ヒトではコール酸,…

サバティエ

百科事典マイペディア
フランスの有機化学者。エコール・ノルマルに学び,1884年トゥールーズ大学教授。1897年サンドランJean Baptiste Senderens〔1856-1937〕とともに,…

水素吸蔵金属【すいそきゅうぞうきんぞく】

百科事典マイペディア
水素化物を生成する反応を利用して水素の貯蔵や熱の貯蔵を行う金属。水素貯蔵金属とも。優れた特性をもつものとして,水素との発熱反応によって金属…

ホフマン

百科事典マイペディア
ドイツの有機化学者。初め哲学・法律を学び,のち化学に転じリービヒのもとで研究。1845年ロンドンの王立化学大学設立とともに招かれ以後20年間同校…

石灰(せっかい) せっかい lime

日本大百科全書(ニッポニカ)
生(せい)石灰(酸化カルシウム)のこと。「いしばい」ともいう。また、消石灰(水酸化カルシウム)や石灰石(炭酸カルシウム)を含めることもある。…

中井 利三郎 ナカイ リサブロウ

20世紀日本人名事典
昭和期の化学者 京都大学名誉教授。 生年明治31(1898)年12月4日 没年昭和37(1962)年8月14日 出生地大阪 学歴〔年〕京都帝大理学部〔大正11年〕卒 …

硫酸塩鉱物 りゅうさんえんこうぶつ sulfate mineral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
硫酸の水素を金属元素で置き換えた化合物 (単塩,複塩) ,およびそれらの水和物から成る鉱物群の総称。重晶石,硫酸鉛鉱,硬石膏,石膏,芒硝石,天…

システイン cysteine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
チステインともいう。略号 Cys,化学式 HSCH2CH(NH2)COOH 。含硫 α- アミノ酸の一種。シスチンをスズと塩酸とで還元して得られる。すなわち,容易に…

J.C.(Jr.) ベイラー John Christian(Jr.) Bailar

20世紀西洋人名事典
1904.5.24 - 米国の無機化学者。 イリノイ大学教授。 ゴールデン生まれ。 無機学をコロラド大学で修め、1928年ミシガン大学で有機科学の研究で理博…

アダムズ触媒 アダムズしょくばい Adams catalyst

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
R.アダムズらが考案した酸化白金触媒のこと。すなわち,塩化白金酸 H2PtCl6 あるいはそのアンモニウム塩 (NH4)2PtCl6 を硝酸ナトリウムとともに熱し…

アンチモン酸 アンチモンさん antimonic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
五酸化二アンチモン Sb2O5 の水和物の名称。ヘキサクロロアンチモン酸の加水分解によってつくられる。 2HSbCl6+5H2O→Sb2O5+12HCl 無色の粉末で,水…

試金【しきん】

百科事典マイペディア
鉱物,合金などの金属分の定量分析。狭義には貨幣用地金などの貴金属の純度を決定すること。金,銀を金属の形で分離する乾式試金と,化合物の形で抽…

重量分析【じゅうりょうぶんせき】

百科事典マイペディア
定量分析法の一つ。試料物質を構成する成分のうち目的とする成分を単体または化合物として分離し,その重量を測定することによって成分の量を決定す…

助色団【じょしょくだん】

百科事典マイペディア
有機化合物が色をもつためには,その分子内に共役二重結合をもった原子団(発色団)をもつことが必要であるが,さらに水酸基−OH,アミノ基−NH2,−NHR…

ハイドロサルファイト

百科事典マイペディア
ヒドロ亜硫酸塩,次亜硫酸塩ともいうが,正式名は亜ジチオン酸塩。亜ジチオン酸イオンS2O42(-/)とアルカリ金属や亜鉛などの化合物の総称。一般に無色…

ビウレット反応 ビウレットはんのう biuret reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ポリペプチド,蛋白質の呈色反応の1種。ビウレット H2NCONHCONH2 がこの呈色反応を示すことから,このように呼ばれる。蛋白質などの溶液試料に水酸化…

こうぞう‐しき(コウザウ‥)【構造式】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 化学式の一つ。分子内の原子相互の結合状態を図式的に表記した式。結合している各原子の元素記号を、単結合、二重結合、三重結合に応じて…

サルササポゲニン サルササポゲニン sarsasapogenin

化学辞典 第2版
(3β,5β,25S)-spirostan-3-ol.C27H44O3(416.64).サルササポニンの加水分解により得られるアグリコン.針状晶(アセトン).融点199~199.5 ℃.-75°(…

ジアゾシクロペンタジエン ジアゾシクロペンタジエン diazocyclopentadiene

化学辞典 第2版
C5H4N2(92.10).シクロペンタジエニルリチウムとp-トルエンスルホニルアジドの反応によって合成される.暗赤色の液体.沸点53 ℃(6.7 kPa).比較的安…

フェノキノン フェノキノン phenoquinone

化学辞典 第2版
C6H4O2・2C6H5OH(296.32).p-ベンゾキノン1分子とフェノール2分子とからなる分子化合物で,両者をリグロインに熱時溶かして冷却すると得られる.赤色…

ガラクトシド ガラクトシド galactoside

化学辞典 第2版
ガラクトースのヘミアセタールヒドロキシ基が,ほかの化合物とエーテル結合したものの総称.天然産のものはたいていβ-D-ピラノシド型であり,かつほ…

エチニルマグネシウムブロミド エチニルマグネシウムブロミド ethynylmagnesium bromide

化学辞典 第2版
C2HBrMg(128.24).HC≡CMgBr.エチルマグネシウムブロミドのTHF溶液に過剰のアセチレンを吹き込むと得られる.THFに可溶,ヘキサンに難溶.水,エタノ…

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放射冷却

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