「H」の検索結果

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中和熱 チュウワネツ heat of neutralization

化学辞典 第2版
酸と塩基が中和するときに放出される熱.通常,両者が1モル量ずつのときの熱量で表される.両者が強酸と強塩基であり,かつ十分に希薄なときは,これ…

トリフェニルメタノール トリフェニルメタノール triphenylmethanol

化学辞典 第2版
C19H16O(260.34).(C6H5)3COH.トリチルアルコールともいう.ブロモベンゼンからのグリニャール試薬にベンゾフェノンを反応させてつくる.板状晶.融…

亜硫酸 ありゅうさん sulfurous acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
二酸化硫黄(いおう)の水溶液中に生成していると考えられる二塩基酸。普通H2SO3で表す。しかし実際にはH2SO3の生成は認められず、二酸化硫黄の水和物S…

重クロム酸 じゅうくろむさん bichromic acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
化学式H2Cr2O7となるクロム(Ⅵ)の二核オキソ酸。正式名称は二クロム酸dichromic acidであるが、歴史の長い重クロム酸の名称も慣用されている。組成の…

測高公式 そっこうこうしき

日本大百科全書(ニッポニカ)
気圧と高さの関係を表す式をいう。ラプラスの公式ともよばれる。測高公式は、鉛直方向の気圧傾度力と重力がつり合っていることを示す静力学の式、す…

金属カルボニル きんぞくカルボニル metal carbonyl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
配位子としてカルボニル CO をもっている錯化合物。バナジウム,クロム,マンガン,鉄,コバルト,ニッケル,モリブデン,ルテニウム,ロジウム,タ…

ヘキサクロロスズ(Ⅳ)酸塩 ヘキサクロロスズサンエン hexachlorostannate(Ⅳ)

化学辞典 第2版
遊離酸H2[SnCl6]・6H2O(441.54)は濃塩酸とSnCl4との反応から固体で得られる.空気中に放置,または加熱したり水を加えると一層速く分解して,HClを放…

イソニコチンさん‐ヒドラジド【イソニコチン酸ヒドラジド】

デジタル大辞泉
《isonicotinic acid hydrazide》結核の代表的な化学療法剤の一。無色無臭の水溶性結晶。化学式C6H7N3O INH。アイナー(INAH)。イソニアジド。

アリザリン

栄養・生化学辞典
 C14H8O4 (mw240.20).セイヨウアカネの根に含まれる配糖体のアグリコンで,赤色の色素.媒染染料として使われた化合物.

イソアミルアルコール

栄養・生化学辞典
 C5H12O (mw88.15).(CH3)2CHCH2CH2OH.香料として使われるが,中枢神経系抑制効果もあり,毒性もあるアルコール.

セトレイン酸

栄養・生化学辞典
 C22H42O2 (mw338.58).  脂肪酸の一つ.エルカ酸の異性体で二重結合の位置が異なる.鯨油,魚油中にグリセロールエステルで存在.

ゲンチオビオース

栄養・生化学辞典
 C12H22O11 (mw342.30).  2分子のグルコースがβ1→6結合で結合した還元性二糖.アミグダリンのグリコシドの成分.

ミリスチシン

栄養・生化学辞典
 C11H12O3 (mw192.21).  ナツメグの成分で,この植物が中枢神経系に異常をもたらす原因となる物質と考えられている.

ギブス‐ヘルムホルツの式【Gibbs-Helmholtz equation】

法則の辞典
いく通りかの表現があるが, の形でよく表される.ここで ⊿G はギブス自由エネルギー*の変化分,⊿H はエンタルピーの変化分である.

ルンゲの規則【Runge's rule】

法則の辞典
ゼーマン効果*における磁場によるスペクトル線のずれは,(e/4πmc)H,あるいはこの m/n 倍である.ただしm,n は小さな正の整数である.

原子価軌道 ゲンシカキドウ valence bond orbital

化学辞典 第2版
最外殻の結合に利用される軌道をいう.たとえば,BeH2では,Beの2s軌道と二つのHの1s軌道である.

アミロース amylose

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
D-グルコースが α - 1,4 のグリコシド結合した多糖類で,デンプン分子の構成単位である。一般式 (C6H10O5)n・H2O 。デンプンの種類およびアミロース…

アガ・カーン4世 アガカーンヨンセイ Aga Khan Ⅳ

現代外国人名録2016
職業・肩書宗教家 イスラム教イスマイリ派9代教主,カリム王子国籍パキスタン生年月日1936年12月13日出生地スイス・ジュネーブ本名Shah Karim al-Huss…

パッシェン-バック効果 パッシェンバックコウカ Paschen-Back effect

化学辞典 第2版
原子やイオンのゼーマン効果において,磁場Hを強くしていくと,全軌道角運動量Lと全スピン角運動量Sの結合が磁場によって破られて,ゼーマンエネルギ…

活性型ビタミンD カッセイガタビタミンディー active form of vitamin D

化学辞典 第2版
1,25-dihydroxyvitamin D3(1,25-dihydroxycholecalciferol).C27H44O3(416.64).H.F. DeLucaら,およびE. Kodicekらのビタミン D3 の代謝産物の研究…

クラウス法 クラウスホウ Claus process

化学辞典 第2版
イギリスのC.F. Clausが発明した硫化水素より硫黄を回収する方法で,のちにドイツのI.G.社が改良したので,I.G.-クラウス法ともよばれる.硫化水素の…

シクロホスファミド シクロホスファミド cyclophosphamide

化学辞典 第2版
2-[bis(2-chloroethyl)amino]tetrahydro-2H-1,3,2-oxazaphosphorin-2-one.C7H15Cl2N2O2P(261.1).ビス(2-クロロエチル)アミンにオキシ塩化リンを反…

シラン silane

改訂新版 世界大百科事典
目次  モノシランSinH2n+2の組成をもつ水素化ケイ素silicon hydrideの総称。狭義にはモノシランSiH4を指す。水素化ケイ素はケイ化マグネシウムMg2S…

ヘキサクロロアンチモン酸塩 ヘキサクロロアンチモンサンエン hexachloroantimonate

化学辞典 第2版
【Ⅰ】ヘキサクロロアンチモン(Ⅲ)酸塩(hexachloroantimonate(Ⅲ)):MⅠ3[SbⅢ Cl6].アルカリ金属塩は,三塩化アンチモンのHCl溶液に計算量のアルカリ塩…

サルコシン

栄養・生化学辞典
 C3H7NO2(mw89.09).  CH3NHCH2COOH.N-メチルグリシンともいう.コリン,ベタインの代謝中間体.

ホスホエノールピルビン酸

栄養・生化学辞典
 C3H5O6P (mw168.04).  解糖の経路の代謝中間体の一つ.高エネルギーリン酸化合物.

差分法 (さぶんほう) difference calculus

改訂新版 世界大百科事典
定数h≠0に対して, ⊿f(t)=f(t+h)-f(t)をf(t)の1階差分(単に差分,定差,階差ともいう)といい,差分を求めることを差分するという。こ…

オキシム おきしむ oxime

日本大百科全書(ニッポニカ)
アルデヒド、ケトンがヒドロキシルアミンNH2OHと縮合して生成する化合物。アルデヒドから生成するアルドキシムと、ケトンから生成するケトキシムに分…

ホスホモリブデン酸(塩) ホスホモリブデンサンエン phosphomolybdic acid(phosphomolybdate)

化学辞典 第2版
Pをヘテロ原子とするMoのヘテロポリ酸(慣用名).リンモリブデン酸(塩),モリブドリン酸(塩)ともいう.ホスホ十二モリブデン酸(塩)(IUPAC半体系的慣用…

シンコニジン cinchonidine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
キナアルカロイドの一種。化学式 C19H22N2O 。無色板状晶,融点 210℃。抗マラリア剤。シンコニンの立体異性体。

フッ(弗)化水素酸 (ふっかすいそさん) hydrofluoric acid

改訂新版 世界大百科事典
フッ化水素HFの水溶液。フッ酸ともいう。蛍石の粉末に濃硫酸を加えて加熱し,発生するフッ化水素を冷却して得られる。共沸混合物は35.37%で,最高沸…

塩化硫黄 (えんかいおう) sulfur chloride

改訂新版 世界大百科事典
目次  二塩化二硫黄disulfur dichloride  二塩化硫黄sulfur dichloride  四塩化硫黄sulfur tetrachloride硫黄の塩化物の総称。3種類が知られて…

漂白剤 ヒョウハクザイ bleaching agent

化学辞典 第2版
漂白に使用する薬剤.化学的漂白剤と光学的漂白剤とに大別され,前者はさらに還元漂白剤と酸化漂白剤とに分類される.還元漂白剤には,ハイドロサル…

酸化還元反応 サンカカンゲンハンノウ oxidation-reduction reaction, redox reaction

化学辞典 第2版
酸化と還元が同時に関与する反応.ある物質に酸素を与えるか水素を奪うか,または元素あるいはイオンから電子を奪って酸化数を増加させる現象を酸化…

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド nicotinamide adenine dinucleotide

化学辞典 第2版
C21H27N7O14P2(663.43).略称NAD.以前は補酵素Ⅰ(CoⅠ),あるいはDPN(ジホスホピリジンヌクレオチド)ともよばれた.下の表に示したような酸化還元酵素…

電離 でんり ionization

日本大百科全書(ニッポニカ)
(1)電解質が溶媒(多くは水)の中でイオンに解離することをいう。イオン化と同じ。たとえば、塩化ナトリウムを水に溶かすとほとんど全部が、ばらばら…

オキソニウム化合物 おきそにうむかごうぶつ oxonium compound

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸素原子が3本の共有結合で他の原子と結合をつくり1価の陽イオンとなっている構造の化合物であり、一般に2価の酸素の化合物に水素イオンH+または他の…

クロロ白金酸 (クロロはっきんさん) chloroplatinic acid

改訂新版 世界大百科事典
目次  テトラクロロ白金(Ⅱ)酸  ヘキサクロロ白金(Ⅳ)酸塩化白金酸,白金塩化水素酸ともいう。酸化数+Ⅱおよび+Ⅳの白金を含む酸とその塩が知…

フルオレセイン(fluorescein)

デジタル大辞泉
黄色の酸性染料。水溶液中で強い緑黄色の蛍光を発するため、蛍光顕微鏡やフローサイトメトリーによる観察、蛍光分析などに用いられる。化学式C21H11N…

過酸化カルシウム

栄養・生化学辞典
 CaO2 (mw72.08).二酸化カルシウム.白色もしくは微黄色の無臭粉体.水にわずかに溶ける.酸に溶けてH2O2を発生する.防腐剤に使用する.

カルノシン

栄養・生化学辞典
 C9H14N4O3 (mw226.24).  β-アラニル-L-ヒスチジン.筋肉に存在するジペプチドであるが,生理的機能は不明.メチル誘導体は,アンセリン(Nπ-),…

ユーカリプトール

栄養・生化学辞典
 C10H18O (mw154.25).  1,8-シネオール,シネオールともいう.ユーカリ油の精油成分でモノテルペンの一種.清涼な香りを有するので,香料として…

さくさんフェニル‐すいぎん【酢酸フェニル水銀】

デジタル大辞泉
有機水銀化合物の一つ。白色の結晶性粉末。農業用殺菌剤として用いられたが、現在、日本では使用禁止。PMA(phenylmercuric acetate)。化学式CH3COO…

熱力学的関数 ネツリキガクテキカンスウ thermodynamic function

化学辞典 第2版
物質系の熱力学的性質を表す関数.その系の状態および量によって決まる.化学で重要なのは,内部エネルギーU,エンタルピーH,エントロピーS,ギブズ…

カプリン酸(データノート) かぷりんさんでーたのーと

日本大百科全書(ニッポニカ)
カプリン酸CH3(CH2)8COOH分子式C10H20O2分子量172.3融点31.3℃沸点268.4℃屈折率(n) 1.4288[参照項目] | カプリン酸

ヨードベンゼン(データノート) よーどべんぜんでーたのーと

日本大百科全書(ニッポニカ)
ヨードベンゼン分子式C6H5I分子量204.0融点-31.33℃沸点188.45℃比重1.8313(測定温度20℃)屈折率(n) 1.6204[参照項目] | ヨードベンゼン

青春変転 せいしゅんへんてん Verwandlungen einer Jugend

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ドイツの作家 H.カロッサの自伝的小説。 1928年刊。内容的には『幼年時代』に続くもので,20年前を振返り少年時代のみずみずしい情感を活写した作品。

グラフィティ

デジタル大辞泉プラス
岡本啓の第1詩集。2014年刊。2015年、第65回H氏賞および第20回中原中也賞受賞。収録作の大半は米国滞在中に書かれたもの。

オキソ酸 オキソサン oxoacid, oxo acid

化学辞典 第2版
【Ⅰ】無機化合物(oxoacid):酸素酸(oxygen acid),オキシ酸(oxyacid)ともいう.中心原子XにOが結合し,そのO原子の全部または一部にH原子が結合した…

無水物 むすいぶつ anhydride

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般に無水塩、無水酸化物、酸無水物、塩基無水物などをいうが、もっとも普通には無水酸化物をいう。次のような場合がある。(1)塩結晶の無水物 結…

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放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

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