「化合物」の検索結果

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ぎんきょう‐はんのう(ギンキャウハンオウ)【銀鏡反応】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 還元性有機化合物の検出反応の一つ。内面をきれいにしたガラス器に硝酸銀溶液を入れ、これにいったん生ずる褐色沈澱が消えるまでアンモニ…

ビニル化 ビニルか vinylation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
活性水素をもつ化合物にアセチレンもしくはアセチレン誘導体を反応させて,ビニル基 RCH=CH- を導入する反応。 1930年代からドイツの W.レッペによ…

塩基性 (えんきせい) basic

改訂新版 世界大百科事典
塩基がもつ特性を塩基性という。1884年S.A.アレニウスは,化合物のうちで,水溶液中で解離して水酸化物イオンOH⁻を生ずる物質を塩基と定義した。現在…

オリゴマー oligomer

改訂新版 世界大百科事典
高分子化合物の生成反応において,原料のモノマー(単量体)から生成するポリマー(重合体)のうち,比較的重合度の低いものをいう。オリゴマーを定…

染料中間体 せんりょうちゅうかんたい dyestuff intermediate

日本大百科全書(ニッポニカ)
染料中間物あるいは単に中間物ともいう。ベンゼン、トルエン、ナフタレンあるいはアントラセンなどの一次原料から染料を合成するためには、数段階の…

カップリング かっぷりんぐ coupling reaction

日本大百科全書(ニッポニカ)
二つの分子が結合して一つの分子になる反応を、一般にカップリング反応という。この際に小さな分子や原子・イオンの脱離を伴う場合が多い。もっとも…

せい‐ぶん【成分】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 化合物・混合物などを構成している純物質をさしていう。[初出の実例]「按に大気の成分諸家の測量小異同あり」(出典:舎密開宗(1837‐47…

ラクトン lactone

改訂新版 世界大百科事典
分子内に-COO-をもつ複素環式化合物の総称で,オキシ酸のカルボキシル基-COOHと水酸基-OHとの反応により生じた分子内エステルにあたる。4員環の…

アミド アミド amide

化学辞典 第2版
【Ⅰ】カルボン酸のカルボキシル基と,アンモニアまたはアミンのから1分子のH2Oがとれて縮合した構造の化合物を,一般にアミドまたは酸アミドという.…

ノイマン‐コップの法則 のいまんこっぷのほうそく Neumann-Kopp's law

日本大百科全書(ニッポニカ)
固体のモル熱(モル熱容量)は成分元素の原子熱(原子熱容量)の和に近似的に等しくなるという法則。ドイツのF・E・ノイマンが1831年に、化合物の分…

フッ化物 ふっかぶつ fluoride

日本大百科全書(ニッポニカ)
フッ素と他の元素との化合物の総称。ほとんどすべての元素のフッ化物が知られる。単体または酸化物にフッ化水素酸を作用させるか、単体間の直接反応…

ウルツ‐フィティッヒ反応 うるつふぃてぃっひはんのう Wurtz-Fittig reaction

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭化水素の合成法として古くから知られた有機化学反応の一つ。有機ハロゲン化合物に金属ナトリウムを作用させ脱ハロゲンにより2分子結合した形の炭化…

バイヤー Baeyer, (Johann Friedrich Wilhelm) Adolf von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1835.10.31. ベルリン[没]1917.8.20. シュタルンベルクドイツの有機化学者。 1858年ベルリン大学で学位取得,同大学私講師 (1860) 。ハイデルベ…

タリウム thallium

改訂新版 世界大百科事典
周期表第ⅢB族に属する金属元素。1861年W.クルックスが硫酸工場の鉛室泥からスペクトル分析法により発見した。スペクトル中に特有の緑色線が現れるこ…

窒素酸化物

知恵蔵
石炭や石油などの燃料中の窒素(N)や、空気中の窒素が、高温燃焼時に酸化されて発生する窒素と酸素(O)の化合物。発生時は一酸化窒素(NO)だが、大気中…

NOx

知恵蔵
石炭や石油などの燃料中の窒素(N)や、空気中の窒素が、高温燃焼時に酸化されて発生する窒素と酸素(O)の化合物。発生時は一酸化窒素(NO)だが、大気中…

アルキド樹脂【アルキドじゅし】

百科事典マイペディア
多価アルコールと有機多塩基酸との縮合で作られた骨格に,高級脂肪酸などを結合させた高分子化合物の総称。グリセリンと無水フタル酸および高級脂肪…

エコカラット

リフォーム用語集
内装用壁材の名称。天然の粘土鉱物アロフェンなどの微細な孔をもつ原料を高温焼成してできた建材。この、微細な孔が最大の特徴で、室内の湿度が高く…

だっすい‐しゅくごう〔‐シユクガフ〕【脱水縮合】

デジタル大辞泉
縮合する2個の分子がそれぞれ水素原子と水酸基(-OH)を失って水分子が離脱し、新たな化合物をつくる反応。[補説]例えば、カルボン酸(R-COOH)とア…

ヘック‐はんのう〔‐ハンオウ〕【ヘック反応】

デジタル大辞泉
有機化合物を合成する化学反応の一。パラジウムを触媒とするクロスカップリング反応の先駆的な例として知られ、有機ハロゲン化物とアルケン(エチレ…

トリカルボンさん‐かいろ〔‐クワイロ〕【トリカルボン酸回路】

デジタル大辞泉
《tricarboxylic acid cycle》生物体中で、有機物が燃焼して二酸化炭素と水になる代謝回路。糖や脂肪酸などの分解によってできた活性状態の酢酸がオ…

ウレタン

百科事典マイペディア
カルバミン酸のエステルをいうが,普通はエチルエステルH2NCOOC2H5(無色の結晶,融点48.2℃,沸点184℃)をさす。水やアルコールによく溶け,溶液は多…

粘液【ねんえき】

百科事典マイペディア
生物体の体表や体内に生成,保持される粘稠(ねんちゅう)な水溶液の総称。多くは特定の腺(粘液腺)の分泌物。粘液物質は一般にムチン(粘質)と総称…

ビニル化 (ビニルか) vinylation

改訂新版 世界大百科事典
有機化合物分子にアルケニル基-CH=CHRを導入する反応の総称。R=Hの場合だけ,すなわち-CH=CH2をビニル基というので,R≠Hの場合についてもビニル…

クライゼン転位 くらいぜんてんい Claisen rearrangement

日本大百科全書(ニッポニカ)
フェノールまたはエノール形化合物のo(オルト)-アリルエーテルを加熱するとアリール基が酸素原子から炭素原子に転位する有機化学反応。1912年ドイツ…

イオノマー イオノマー ionomer

化学辞典 第2版
無機塩が分子中に結合した置換基をもつ高分子で,イオン性ポリマーともよばれる.α-オレフィンとアクリル酸,マレイン酸などの共重合から得られる遊…

ボーキサイト

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] bauxite ) アルミニウムの水酸化物を主成分とする岩石。赤褐色ないし灰黒色。酸化鉄や二酸化珪素を含む。金属アルミニウムや、…

アルフェドソン Arfvedson, Johann August

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1792.1.12. スカゲルホルムスブルク[没]1841.10.28. ヘデンソスウェーデンの化学者。ウプサラで鉱山学を修め,さらに J.J.ベルセーリウスの研究…

クロロヒドリン クロロヒドリン chlorohydrin

化学辞典 第2版
原子団をもつ有機化合物の慣用総称名.アルケンに次亜塩素酸を付加させるか,エポキシドを塩化水素で開環させることにより生成する.炭酸ナトリウム…

アセトリシス アセトリシス acetolysis

化学辞典 第2版
化合物R-XのXが,酢酸溶液中でアセトキシ基に置換される反応で,反応速度がR-Xの濃度に比例して一次速度式となるとき,この反応をアセトリシスという…

メチルリチウム メチルリチウム methyllithium

化学辞典 第2版
CH3Li(21.98).エーテル中で,ヨウ化メチルと金属リチウムとを反応させると得られる.無色の結晶性粉末.エーテルに可溶,ベンゼン,シクロヘキサン…

セスキテルペン セスキテルペン sesquiterpene

化学辞典 第2版
15個の炭素原子をもつテルペン類の総称.イソプレン3分子が頭と尾で順次連結した (C5H8)3 に相当するファルネソールに由来すると考えられる天然有機…

ジイソプロピルアミン ジイソプロピルアミン diisopropylamine

化学辞典 第2版
C6H15N(101.19).[(CH3)2CH]2NH.ヨウ化イソプロピルとアンモニアとの反応により得られる.粘膜を刺激する特異臭のある液体.融点-61 ℃,沸点84 ℃.…

亜鉛触媒 アエンショクバイ zinc catalyst

化学辞典 第2版
亜鉛化合物触媒のこと.酸化亜鉛は脱水状態において水素を活性化し,単独でもオレフィンの水素化触媒となるほか,酸化クロム,酸化銅との複合系でメ…

ニトロアミド ニトロアミド nitramide

化学辞典 第2版
【Ⅰ】ニトロイルアミドともいう.【Ⅱ】一般式RCON(NO2)R′で表されるN-ニトロアミド(N-nitroamide)の総称.第一級あるいは第二級酸アミドを発煙硝酸で…

ヒドロキシアルデヒド ヒドロキシアルデヒド hydroxyaldehyde

化学辞典 第2版
分子中にヒドロキシ基とアルデヒド基を合わせもつ化合物をいう.もっとも簡単な例は,グリコールアルデヒドHOH2CCHO.また,アルデヒドにアルカリを…

金子 武夫 カネコ タケオ

20世紀日本人名事典
昭和期の化学者 大阪大学名誉教授。 生年明治40(1907)年12月6日 没年昭和52(1977)年4月20日 出生地京都 学歴〔年〕東北帝大化学科〔昭和6年〕卒 学…

中毒学 ちゅうどくがく toxicology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
中毒について研究する学問。食品,食品添加物,医薬品,農薬その他の化合物の安全性の確認,または安全基準を設ける目的で種々の動物に対する毒性を…

フェノールカルボン酸 フェノールカルボンさん phenolic carboxylic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
フェノール性の水酸基とカルボキシル基とを同一分子内にもつ化合物の総称。カルボキシル基がべンゼン環に直結しているものと,側鎖に結合しているも…

ハロゲン化鉱物 ハロゲンかこうぶつ halide mineral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
周期表中 17族に属するフッ素,塩素などの非金属元素と,これらより電気陰性度の小さい元素との二元化合物から成る鉱物の総称。天然産のものは大部分…

カテコール catechol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ピロカテキン,ピロカテコール,ブレンツカテキン,1,2-ジオキシベンゼンなどともいう。化学式 C6H4(OH)2 。無色柱状晶。融点 104~105℃。水,アル…

ビスマス鉱石

知恵蔵mini
わずかに赤みがかった銀白色の金属で、原子番号83の元素。柔らかく脆い性質を持つ。日本名は蒼鉛。化合物は整腸剤として医薬品に指定されている。過…

エメラルド‐グリーン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] emerald green )① エメラルドのような明るい、冴えた緑色。[初出の実例]「実に云ふべからざる緑青色(エメラルドグリーン)を帯ぶ…

えんか‐マグネシウム(エンクヮ‥)【塩化マグネシウム】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( マグネシウムは[英語] magnesium ) 塩素とマグネシウムとの化合物。① 無水塩。化学式 MgCl2 無色で吸湿性の強い結晶性粉末。金属マグネ…

アルカリ金属 (アルカリきんぞく) alkali metals

改訂新版 世界大百科事典
周期表第Ⅰ族(第ⅠA族)に属する金属元素で,性質のきわめてよく似たリチウムLi,ナトリウムNa,カリウムK,ルビジウムRb,セシウムCs,フランシウムF…

ジスプロシウム ジスプロシウム dysprosium

化学辞典 第2版
Dy.原子番号66の元素.電子配置[Xe]4f 106s2の周期表3族ランタノイド元素.希土類元素イットリウム族の一つ.原子量162.500(1).質量数156(0.056(3)…

塩基 えんき base

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) 狭義には酸を中和する能力のある化合物,または水溶液中で OH- イオンを生成する化合物をいう。 (2) 1923年にデンマークの物理化学者 J.N.ブレン…

インキ ink

改訂新版 世界大百科事典
インクともいう。インキを用途別に分類すると,筆記用インキ(タンニン酸鉄インキ,色インキ,墨汁など),印刷インキ,各種の特殊インキなどがある…

ちっ‐そ【窒素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [オランダ語] Stikstof の訳語 ) 窒素族元素の一つ。元素記号N 原子番号七。原子量一四・〇〇六七四。無色・無味・無臭の気体。天然に…

水素化脱硫 (すいそかだつりゅう) hydrodesulfurization

改訂新版 世界大百科事典
硫黄化合物を水素化分解して除去するプロセス,とくに石油中の硫黄分の除去のためのプロセスをいう。石油中の硫黄化合物は,石油製品の臭気や色相安…

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放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

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