ようか‐カリウム(ヨウクヮ‥)【沃化カリウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( カリウムは[ドイツ語] Kalium ) 無色で正六面体の結晶。化学式 KI 空気中に長く放置すると沃素を遊離して黄色を帯びる。水によく溶け、…
たいき‐おせん(‥ヲセン)【大気汚染】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人間生活に有害な大気のよごれ。人工的・自然的原因によって生ずる。自動車の排気ガスに含まれる鉛化合物・一酸化炭素・炭化水素、工業的…
酸性塩 サンセイエン acid salt
- 化学辞典 第2版
- 置換できる水素の入っている塩.多塩基酸のうち,(1)酸の水素(酸性水素)が残っているもの.例:炭酸水素ナトリウムNaHCO3.(2)酸とその塩の付加化合…
ジクロロメタン ジクロロメタン dichloromethane
- 化学辞典 第2版
- methylene dichloride.CH2Cl2(84.93).塩化メチレンともいう.塩化メチルを塩素化するか,クロロホルムを亜鉛と酢酸で還元すると得られる.融点-96…
浸染 シンセン dip dyeing
- 化学辞典 第2版
- 被染物を染浴中に浸漬して染色する方法.なせんに対する染色用語.均一で完全な染色物を得るためには,染浴の pH や温度を調節する以外に,界面活性…
チオケタール チオケタール thioketal
- 化学辞典 第2版
- メルカプトールともいう.次の一般式をもつ化合物の総称.ケタールの硫黄類似体である.ケトンとチオールとを酸性触媒存在下で反応させると得られる…
炭化チタン タンカチタン titanium carbide
- 化学辞典 第2版
- TiC(59.8).金属チタン格子中に炭素が介入した化合物.高硬度の灰色の金属様結晶.融点3200~3250 ℃.水に不溶,硝酸,王水に可溶.酸素に対して800 …
クレアチンリン酸 くれあちんりんさん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- クレアチンのグアニジン基がリン酸化された化合物で、アルギニンリン酸と同様フォスファーゲンとよばれる高エネルギーリン酸化合物の一つである。ク…
酸化酵素 さんかこうそ oxidase
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- オキシダーゼともいう。酸化還元酵素群のうち,特に酸素を直接電子受容体とした酸化反応を触媒する酵素のこと。たとえば,キサンチンオキシダーゼ (…
酸化染料 さんかせんりょう oxidation colour
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 酸化処理によって繊維上で不溶性染料となり発色する染料。おもに芳香族化合物をその成分とするものが多く,黒色,褐色,紫色,黄色などの色合いが多…
ホワイトカーボン white carbon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 微粉ケイ酸ともいう。無水ケイ酸,含水ケイ酸,ケイ酸カルシウム,ケイ酸アルミニウムなどの微粉末で,おもに白色のゴム用補強充填剤として使用され…
第一稀元素化学工業
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「第一稀元素化学工業株式会社」。英文社名「DAIICHI KIGENSO KAGAKU KOGYO CO., LTD.」。化学工業。昭和31年(1956)設立。本社は大阪市住之…
セメンタイト
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] cementite ) 炭化鉄の金属組織学上の名称。組成は Fe3C に相当する。白色、斜方晶系結晶。炭素量六・六七パーセントの所で生じ…
核燃料物質 かくねんりょうぶっしつ nuclear fuel material
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原子炉の中で高エネルギーを放出する核分裂反応を起こし,核燃料として使用可能な物質。具体的には,天然ウラン,濃縮ウラン,劣化ウラン,トリウム…
ラクタム lactam
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子内に -NHCO- を含む環式化合物の総称。アミノ酸のアミノ基とカルボキシル基から水を失って生じる。水,エチルアルコール,エーテルに溶け,ラ…
ノナン のなん nonane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルカンに属する炭素数9個の炭化水素の総称。直鎖状のノナン(n-ノナン)とその異性体をさす。n-ノナンは石油中に産出する。無色の甘い香りの液体。…
ヘリウム
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] helium )[ 異表記 ] ヘリューム 希ガス元素の一つ。元素記号 He 原子番号二。原子量四・〇〇二六〇二。化学的にはきわめて安定…
メタンハイドレート メタンハイドレート methane hydrate
- 化学辞典 第2版
- 水分子が内部に空孔をもった立体網目状構造をつくり,その空孔にガス分子が取り込まれている包接化合物の一種で,低温・高圧環境下で水分子の結晶構…
カーボランダム カーボランダム carborundum
- 化学辞典 第2版
- アメリカCarborundum社製炭化ケイ素SiCの商品名.1892年,E.G. Achsenが人工ダイヤモンドの製造を試みた実験中に偶然発見したもので,はじめ炭素とア…
ユビキノン(ubiquinone)
- デジタル大辞泉
- 生物界に広く存在するキノン化合物。脂溶性のビタミン様物質で、動物の体内でも合成される。ミトコンドリアの内膜に存在し、電子伝達体の一つとして…
ヘリウム(helium)
- デジタル大辞泉
- 希ガス元素の一。無色・無臭の、水素に次いで軽い気体。沸点は低く、セ氏マイナス268.9度。化学的には不活性で、他の元素と化合物をつくらない。宇宙…
四エチル鉛【しエチルなまり】
- 百科事典マイペディア
- 化学式はPb(C2H5)4。有機金属化合物。テトラエチル鉛とも。無色油状の可燃性液体。融点−136℃,沸点約200℃(11mmHg)。水に不溶,有機溶媒に可溶。…
インジウム インジウム indium
- 化学辞典 第2版
- In.原子番号49の元素.電子配置[Kr]4d105s25p1の周期表13族金属元素.元素名は原子輝線スペクトルのインジゴ色から命名された.1863年,ドイツのF. …
そ‐せい【組成】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)1 いくつかの要素・成分によってひとつのものを組み立てること。また、その組み立て。「五百名の代議士を以て―せる公会と」〈竜渓・経…
サポニン
- 百科事典マイペディア
- サボンソウ,ジギタリスなど植物に分布し,多環式化合物をアグリコン(非糖部分)としてもつ配糖体の総称。糖部分はブドウ糖,ガラクトース,アラビ…
黄リン(燐)【おうりん】
- 百科事典マイペディア
- リンの同素体の一つ。純粋なものは無色で,正しくは白リンという。通常のものは一部が赤リンに変化して淡黄色蝋状固体。融点44.1℃,沸点280.5℃,比重…
ホルムアルデヒド
- リフォーム用語集
- 有機化合物のうち、最も簡単なアルデヒドのひとつ。毒性は強い。接着剤、塗料、防腐剤などの成分であり、安価なため建材に広く用いられている。建材…
気相重合 (きそうじゅうごう) gas(vapor)phase polymerization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 高分子化合物を原料のモノマー(単量体)から合成するのに,そのモノマーが気相の状態で行う重合反応をいう。重合開始剤あるいは触媒は反応系を流動…
味盲 みもう taste blindness
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 特定の味物質に対する味覚が先天的に欠如している無味覚症で、ヒトの場合には味盲物質としてフェニルチオカルバミド(PTC)およびその類似化合物が知…
ご‐す【呉須】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 陶磁器の下絵顔料にする、コバルト化合物を含んだ鉱物。青緑色を帯びるものとくすんだ褐色のものとがあり、焼き上がると藍色となる。呉…
白鋳鉄 はくちゅうてつ white cast iron
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 白色破面をもつ鋳鉄。鋳鉄は鉄に炭素とケイ素とが含有されたものと考えられるが、炭素が少なかったり、とくにケイ素が少ないと凝固時に炭素が黒鉛結…
恒温変態 こうおんへんたい isothermal transformation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 相変化(物質の状態変化)の一つの形式で、等温変態ともいう。たとえば、鋼を約900℃に加熱すると面心立方晶になる。次に500~300℃の炉に急ぎ移してこ…
尿酸終末性 にょうさんしゅうまつせい uricotelicity
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 脊椎動物のうち,窒素の排出の主要形態が尿酸であるものをいう。鳥類と,爬虫類中のカメ類以外の多くのものがこれに属する。尿酸の分子の骨格である…
クロラミン chloramine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) アンモニアまたはその誘導体の水素原子を塩素原子で置き換えた形の化合物の総称。クロロアミンともいう。 (2) クロラミンTのことを薬局方でクロ…
ギア油 ギアゆ gear oil
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 各種歯車の潤滑に使用される潤滑油で,過大な荷重のもとでも潤滑可能な特殊潤滑油。自動車用のハイポイド歯車,工業用の減速歯車,ピニオンスタンド…
モノバクタム系抗生物質 モノバクタムけいこうせいぶっしつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- b-ラクタム系抗生物質の一つで,ペニシリン骨格の2つの環状構造のうち,b-ラクタム環のみをもつ構造をしている。また,ほかのb-ラクタム剤とは異なり…
金属霧 きんぞくむ metal fog
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 溶融塩と金属が高温で共存する系で起る現象。その溶液は赤,青,黒などに着色する場合が多い。金属の消失,電流効率低下の一因と考えられているが,…
不飽和ポリエステル樹脂 ふほうわポリエステルじゅし unsaturated polyester resin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 不飽和ジカルボン酸 (フマル酸,無水マレイン酸など) と二価アルコール (エチレングリコールなど) との重縮合により生成したポリエステル樹脂に,主…
遷移金属-π-アリル錯体 センイキンゾクパイアリルサクタイ transition metal π-allyl complex
- 化学辞典 第2版
- 低原子価の遷移金属に結合したアリル基は,多くの場合,3個のπ電子が非局在化して平面構造をとっている.このようなアリル基を有する遷移金属化合物…
ハロゲノ酸 ハロゲノサン halogenoacid
- 化学辞典 第2版
- 多価元素のハロゲン化物は,ハロゲン化水素と結合して錯体をつくりやすいが,このようにしてできた化合物の総称で,配位子がすべてハロゲンであるよ…
ノルマル ノルマル normal
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】直鎖状化合物を枝分れ状異性体と区別するためにつける接頭語.記号n-.IUPACの命名法では,直鎖状のものにはn-をつける必要はないが,慣用名に…
メチル メチル methyl
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】CH3-基をいう.もっとも簡単なアルキル基で,Me-と略されることもある.【Ⅱ】メチルラジカルをいう.アセトンの光分解やメタンの熱分解でつくる…
錯イオン さくイオン complex ion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 錯体 (→配位化合物 ) のうち陽イオンか陰イオンである化学種。ジアンミン銀イオン [Ag(NH3)2]+ ,ヘキサアクアコバルト (II) イオン [Co(H2O)6]2+ ,…
空中窒素固定 くうちゅうちっそこてい fixation of atmospheric nitrogen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 大気中の遊離窒素を取入れて,窒素化合物をつくること。自然界では硝化細菌などの土壌細菌,マメ科植物につく根粒バクテリアなどが知られているが,…
フッ化カルシウム フッかカルシウム calcium fluoride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 CaF2 。天然には蛍石として産出する。炭酸カルシウムにフッ化水素酸を作用させると無色結晶性沈殿として得られる。比重 3.18,融点 1403℃,硬…
テオドーア クルティウス Theodor Curtius
- 20世紀西洋人名事典
- 1857.5.27 - 1928.2.9 ドイツの有機化学者。 元・ハイデルベルク大学化学教授。 デュイスベルク生まれ。 ライプチヒ大学のコルベに師事し、さらに…
臭化フェニルマグネシウム (しゅうかフェニルマグネシウム) phenylmagnesium bromide
- 改訂新版 世界大百科事典
- グリニャール試薬の一種。ブロモベンゼンにエーテル中,金属マグネシウムを作用させて得られる。 空気中では不安定で,エーテル系溶媒に可溶。有機…
ピリミジン pyrimidine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ピラジンの異性体。麻酔性臭気をもつ固体。融点 21℃。沸点 123.5~124℃。水によく溶ける。塩化水銀 (II) と水に溶けにくい分子化合物をつくる。ピリ…
ふっか‐カルシウム(フックヮ‥)【弗化カルシウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( カルシウムは [オランダ語・英語] calcium ) カルシウムの弗化物。化学式は CaF2 天然には蛍石として産出する。純粋のものは無色透明の…
フェノール
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Phenol )① ベンゼンの水素原子一個と水酸基を置換した化合物。臭気のある無色の結晶。化学式 C6H5OH 石炭乾留によって得ら…