うき‐おりもの【浮(き)織物】
- デジタル大辞泉
- 文様を浮き織りにした織物。うけおりもの。⇔固織物かたおりもの。
あわせ‐もの〔あはせ‐〕【合(わ)せ物】
- デジタル大辞泉
- 1 二つ以上の物を合わせたもの。合わせて一つとしたもの。2 同じ種類の物を持ち寄って、優劣を争う遊戯。絵合わせなど。3 一つの器に数種類の料理…
すぐれ‐もの【優れ物/▽勝れ物】
- デジタル大辞泉
- 多くの中で特にすぐれた品物。最良の品。また、思わぬ利用価値のあるすぐれたもの。「―のカメラ」
いた‐もの【板物】
- デジタル大辞泉
- 「板の物」に同じ。
いみ‐もの【忌(み)物/▽斎物】
- デジタル大辞泉
- 忌み慎んで用いないもの。また、避けて用いないもの。
うたい‐もの〔うたひ‐〕【歌い物/▽唄い物/謡物】
- デジタル大辞泉
- 日本の声楽曲の一系統で、詞章の内容よりも曲節に重点を置くもの。神楽歌・催馬楽さいばら・朗詠・今様いまよう・地歌・箏曲そうきょく・長唄・端唄…
うり‐もの【売(り)物】
- デジタル大辞泉
- 1 売ろうとする品物。商品。2 商売で、客足を引き寄せるのに役立つもの。「アフターサービスが売り物の店」3 いちばん得意な技芸・技術。「強肩が…
あじ‐もの〔あぢ‐〕【味物】
- デジタル大辞泉
- 味のよい食べ物。うまい物。
あたり‐もの【当(た)り物】
- デジタル大辞泉
- 1 思いどおりになったもの。成功した催しなどをいう。2 (「中り物」とも書く)食べて中毒を起こしたもの。
あぶら‐もの【油物】
- デジタル大辞泉
- 油で揚げた食べ物。
おうらい‐もの〔ワウライ‐〕【往来物】
- デジタル大辞泉
- 平安末期から明治初期にかけて編集・使用された、一種の初歩教科書の総称。「明衡往来めいごうおうらい」に始まり、初めは手紙の模範文例集であった…
おおやけ‐もの〔おほやけ‐〕【公物】
- デジタル大辞泉
- 朝廷・天皇の所有物。官有物。「私の領になり侍らむは便なきことなり。―にて候ふべきなり」〈大鏡・三条院〉
おに‐もの【鬼物】
- デジタル大辞泉
- 狂言の分類の一。和泉流で、鬼・閻魔えんま・雷の登場するもの。鷺さぎ流では鬼事、大蔵流では山伏物も含め、鬼山伏狂言という。→鬼畜物きちくもの
きじゃく‐もの【着尺物】
- デジタル大辞泉
- 大人の着物を1枚仕立てるための反物。ふつう幅36センチ、長さ11.4メートルぐらいで、これを1反という。着尺地。
かえし‐もの〔かへし‐〕【返し物】
- デジタル大辞泉
- 1 他人から借りて返すべきもの。2 返礼の品物。おかえし。「中元の返し物」3 催馬楽さいばらなどで、呂りょから律、または律から呂へ調子を移して…
かねん‐ぶつ【可燃物】
- デジタル大辞泉
- 可燃性の物質。
からおり‐もの【唐織物】
- デジタル大辞泉
- 「唐織り1・2」に同じ。
かけ‐もの【賭(け)物/懸(け)物】
- デジタル大辞泉
- 勝負事などに賭ける金品。賭け事の勝者に与えられる賞品。賭け禄ろく。「―にして、娘くらべなどせられよや」〈宇津保・菊の宴〉
かたきうち‐もの【敵討ち物】
- デジタル大辞泉
- 「仇あだ討ち物」に同じ。
けんじょう‐もの〔ケンジヤウ‐〕【献上物】
- デジタル大辞泉
- 献上する品物。特に江戸時代、将軍が朝廷に、また、諸侯が将軍へ献上した品物。献物けんもつ。献上品。
けんぞう‐ぶつ〔ケンザウ‐〕【建造物】
- デジタル大辞泉
- 建造した物。家屋・倉庫・橋・船舶など。[類語]建物・建築物・ビルディング
しゅら‐もの【修羅物】
- デジタル大辞泉
- 能の分類の一。多くは源平の戦いで、シテである戦死した武将が亡霊として現れ、戦いのありさまを語り、死後に落ちた修羅道の苦しみを語るもの。「八…
しょうじん‐もの〔シヤウジン‐〕【精進物】
- デジタル大辞泉
- 野菜や穀物などを主とする、肉類を使わない食べ物。⇔生臭物なまぐさもの。
しゃ‐もつ【謝物】
- デジタル大辞泉
- 謝礼として贈る品物。礼物れいもつ。「相当の―を取て貸す」〈福沢・福翁自伝〉
しゅうとく‐ぶつ〔シフトク‐〕【拾得物】
- デジタル大辞泉
- 拾得した遺失物。
じゅう‐ぶつ〔ヂユウ‐〕【重物】
- デジタル大辞泉
- ⇒じゅうもつ(重物)
しょく‐ぶつ【×贖物】
- デジタル大辞泉
- 罪を償うために差し出す物。あがないもの。ぞくぶつ。
そうしゅう‐もの〔サウシウ‐〕【相州物】
- デジタル大辞泉
- 相模国の刀工の一派が鍛えた刀。鎌倉時代、鎌倉在住の新藤五しんとうご国光に始まり、その弟子岡崎正宗が大成。室町後期には中心が小田原に移り、末…
そしょう‐ぶつ【訴訟物】
- デジタル大辞泉
- 民事訴訟において、審判の対象となるもの。原告が訴訟上の請求として、その存否を主張する権利関係。訴訟の目的。訴訟の客体。
さんばそう‐もの【三▽番×叟物】
- デジタル大辞泉
- 歌舞伎舞踊の一系統で、能の「翁おきな」から脱化した三番叟を趣向としたもの。「舌出し三番」「操り三番」「二人三番」など。
ちょうにん‐もの〔チヤウニン‐〕【町人物】
- デジタル大辞泉
- 浮世草子のうち、主として町人の経済生活の実態を描いたもの。井原西鶴の「日本永代蔵」「世間胸算用」など。
ちょう‐もつ〔テウ‐〕【調物】
- デジタル大辞泉
- 調みつぎとして納める品物。みつぎもの。
たて‐もの【立(て)物】
- デジタル大辞泉
- 1 兜かぶとの鉢につける飾り金物。前立・後立うしろだて・脇立わきだて・頭立ずだてなどがある。2 能楽で、女神・天人などの役が用いる天冠てんか…
じつろく‐もの【実録物】
- デジタル大辞泉
- 小説・歌舞伎狂言などの一系統で、事実に虚構をまじえて興味本位につくられたもの。1 江戸時代、講釈師の口述を書き留めた講談台本などを書写した読…
しらべ‐もの【調べ物】
- デジタル大辞泉
- 1 疑問や不確かなことを調べること。調査。「調べ物をする」2 ⇒段物だんもの5
せ‐もの【瀬物】
- デジタル大辞泉
- 浅瀬を生息場所としている魚。メバル・イサキなど。→底物 →浮き物2
すすぎ‐もの【▽濯ぎ物】
- デジタル大辞泉
- 洗濯。また、洗濯物。「朝から濯ぎ物をする」[類語]洗濯・洗あらい濯すすぎ・浣衣かんい・洗い物・丸洗い・解とき洗い・クリーニング・洗浄・ドライ…
すみだがわ‐もの〔すみだがは‐〕【隅田川物】
- デジタル大辞泉
- 歌舞伎・浄瑠璃などの一系統で、謡曲「隅田川」の梅若伝説を主題としたもの。浄瑠璃「双生ふたご隅田川」、歌舞伎狂言「隅田川続俤ごにちのおもかげ…
ひえ‐もの【冷え物/冷え者】
- デジタル大辞泉
- 冷えてつめたいもの。特に、からだの冷えたもの。「草臥くたびれもので―で」〈咄・露がはなし・二〉
ひき‐もの【×疋物/匹物】
- デジタル大辞泉
- 1疋を単位として売買される織物。
ひき‐もの【×挽き物】
- デジタル大辞泉
- 轆轤ろくろや旋盤を用いて作った丸い器具・細工物。
びっちゅう‐もの【▽備中物】
- デジタル大辞泉
- 備中の刀工が鍛えた刀の総称。平安後期から南北朝時代にかけて隆盛。青江物などに代表される。
判官物【ほうがんもの】
- 百科事典マイペディア
- 判官は検非違使(けびいし)の尉(じょう)で,源義経を扱った文学の呼び名。語り物,謡曲,浄瑠璃,歌舞伎,小説などにきわめて多く,《義経記》でほぼ…
丸物【まるもの】
- 百科事典マイペディア
- 劇場用語。切出(平物)の対。ほぼ実物どおり立体的に作られた大道具をいう。家屋,樹木,灯籠(とうろう)など。また一部分切出を混ぜたものを〈半丸…
恩物【おんぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 幼稚園の創設者フレーベルの発案になる遊具。ドイツ語のGabeの訳で,幼児に対する神からの贈物の意。事物を認識させる基礎として積木,球などを用い…
営造物【えいぞうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 〈公の営造物〉ともいい,国または公共団体が一定の目的を達するために供される人的・物的施設の総合体(国立公立の学校・病院・鉄道・刑務所など)…
残留物
- 岩石学辞典
- 鉱物と岩石の構造組織の両方に使用する語.初期の岩石の履歴を残しており,後の変成作用による再構築に抗して破壊されず消されなかった場合に用いる…
生成物
- 栄養・生化学辞典
- ある過程で生成してくる物質や物品.酵素反応などでは,平衡の傾いている側の物質名をいう場合が多い.工業製品を意味する場合もある.
であいもの【出合い物】
- 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
- 同じ季節に出回る相性のよい食材。竹の子と新わかめ、にしんとなすなどがある。
ながしもの【流し物】
- 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
- 寄せ物。⇒寄せ物