往来物 (おうらいもの)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 平安後期から明治初期まで,ひろく使用された初等教科書の一群を総称していう。往来ということばは,手紙,とくに往復書簡を意味したが,平安後期に…
いのりもの【祈り物】
- 改訂新版 世界大百科事典
かずけもの【被物】
- 改訂新版 世界大百科事典
うらさくもつ【裏作物】
- 改訂新版 世界大百科事典
さしもの【差物】
- 改訂新版 世界大百科事典
しもたもの【仕舞物】
- 改訂新版 世界大百科事典
かがみもの【鏡物】
- 改訂新版 世界大百科事典
こめもの【込物】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぎだゆうもの【義太夫物】
- 改訂新版 世界大百科事典
ごうせいぶつ【合成物】
- 改訂新版 世界大百科事典
かるもの【軽物】
- 改訂新版 世界大百科事典
菓物 (クダモノ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。柑子の別称(宮女詞)
はらえつもの【祓物】
- 改訂新版 世界大百科事典
ふかぶつ【付加物】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぶつめい【物名】
- 改訂新版 世界大百科事典
ほかくぶつ【捕獲物】
- 改訂新版 世界大百科事典
ものざいだん【物財団】
- 改訂新版 世界大百科事典
移徙物 いしぶつ yi xi wu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国旧法で,財物 (生物を除く) の移動性あるものをいい,移動性のない土地家屋は不移徙物といわれた。両者の差異は,侵害の場合の科刑の方法が異な…
浅間物 あさまもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 邦楽曲の分類用語。歌舞伎舞踊および伴奏の浄瑠璃などの一系列。元禄 11 (1698) 年京都山下座初演,同 13年江戸山村座再演の芝居『傾城浅間嶽 (けい…
わげもの【綰物】
- 改訂新版 世界大百科事典
埋蔵物 まいぞうぶつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 土地その他の物(包蔵物)の中に埋蔵されていて、その所有者がだれであるか容易に識別できない物。埋蔵物は土地に埋蔵されている場合が多いが、動産…
おやす‐もの(をやす‥)【瘁物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 だましたり毒気をあてたりして、人を悩ますもの。悪鬼、魔物の類。[初出の実例]「所有る毒と薬と蠱(まじもの)と魅(くるほすもの)と厭(お…
うまし‐もの【味物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「うまし」はシク活用形容詞「うまし」の語幹 ) りっぱなもの。すばらしいもの。[初出の実例]「吾妹子(わぎもこ)に逢はず久しも馬下乃(…
うん‐もつ【温物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 あたたかい食物。また、胃をあたためる効能のある食物。うんぶつ。〔運歩色葉(1548)〕
いけ‐もの【生物・活物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「いけ」は生かす意の「いける」から )① 生け花。[初出の実例]「此見せをみさしませはてゑいいけ物」(出典:狂言記・酢薑(1660))② 生…
いり‐もの【煎物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 肉類、野菜類などを水分の少なくなるまで煎った料理。いりやき。また、油でいためたもの。〔十巻本和名抄(934頃)〕[初出の実例]「いざ…
えだ‐もの【枝物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 生け花で、素材とするもののうち、松、梅、桜など枝をもつ類の総称。木物(きもの)。⇔草物
えて‐もの【得手物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =えて(得手)②[初出の実例]「殿はな、小鼓の、や、ゑてもの」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)中)「女中がたをころころと、おも…
えんにち‐もの【縁日物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 縁日で売っているもの。粗悪なもののたとえにいう。[初出の実例]「野梅に等しき拙著(えだぶり)なれども、縁日物(エンニチモノ)と軽蔑(み…
おいえ‐もの(おいへ‥)【御家物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =おいえきょうげん(御家狂言)[初出の実例]「敵役之部追加。〈略〉田舎おやぢと外題をつけ、ごまのゑんでのお家ものを、せりふまはし…
おうちょう‐もの(ワウテウ‥)【王朝物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =おうだいもの(王代物)
おう‐もの(おふ‥)【追物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 騎馬で、歩兵や野獣を追い討ちにするもの。犬追物など。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
おおさか‐もの(おほさか‥)【大坂物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 慶長年間(一五九六‐一六一五)以降、大坂の刀工によって作られた刀剣の総称。陸奥、越後、井上、津田、粟田口、河内、三品の七家があり…
こみ‐もの【込物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 岩石や鉱床を爆破する際、爆薬を詰めた上部をしっかりおおうもの。爆裂力を大きくさせるためのもので、通常、粘土を用いる。② =こめも…
こめ‐もの【込物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 物と物との間につめるもの。② 活版印刷で組版の際、字間、行間、余白などに入れるもの。字間に入れるものをスペース、行間をインテル、…
おお‐たてもの(おほ‥)【大立物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 兜の鉢の立物(たてもの)を特に大きくこしらえたもの。[初出の実例]「かぶとの立物は水牛の角、あるひは唐かぶりなり。大立物といひしも、…
おさめ‐もの(をさめ‥)【納物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 君主、領主などに納める物品。また、税。租税。[初出の実例]「是に天皇、夙に興夜寝まして、賦(みつき)を軽くし、斂(ヲサメモノ)を薄く…
さかな‐もの【肴物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さかな(肴)①[初出の実例]「件肴物源大納言儲之、饗座追物不定」(出典:御堂関白記‐寛仁元年(1017)一二月四日)
ざつ‐ぶつ【雑物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① いろいろのもの。日用の品物、家財道具などのこまごましたもの。ぞうもつ。[初出の実例]「其の他雑物(ザツブツ)の箱竈(かまど)の箱等を…
さつま‐もの【薩摩物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 薩摩国(鹿児島県)で製作された刀剣の総称。古刀期には波平派があり、安土桃山時代に美濃国(岐阜県)関の刀工、備後守氏房が薩摩に移住…
さん‐もつ【散物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 金物の上に漆をぬり、箔を押したもの。[初出の実例]「諒闇鞍事 嘉保二四十七江記曰、〈略〉橋并鐙并鏡也。小文韉豹。其轡又鏡也。只水付…
いん‐ぶつ【陰物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 陰気な物。また、人。[初出の実例]「蟇(ひき)は陰物(インブツ)の祖」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)前)[その他の文献]〔易経‐繋辞…
うせ‐もの【失物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 なくなった、また、なくした品物。また、物品がなくなること、物品をなくすこと。紛失物。[初出の実例]「しちやのうせ物の事」(出典:東…
きねん‐ぶつ【記念物・紀念物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =きねんひん(記念品)[初出の実例]「只此髯茫々として、むさくるしき事乞食を去る遠からざる紀念物のみはなくて叶はぬ」(出典:趣味の…
き‐ぶつ【棄物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すてる物。廃棄する物。無用のもの。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「人家の棄物蔬屑菜余及ひ藁芻爛壊の類は晩間是を戸外街側に…
かっこ‐もの【羯鼓物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 能楽四番目物の一つ。主役のシテが羯鼓の舞を舞うもの。「自然居士(じねんこじ)」「東岸居士(とうがんこじ)」「花月(かげつ)」「放下僧(…
かげ‐もの【陰物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 盗品とまぎらわしい怪しい品物。[初出の実例]「陰物買と盗物買と之差別に付評議〈略〉御定書に、陰物買、入墨之上敲、但年来此事にかかは…
かそ‐ぶつ【可塑物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かそせいぶっしつ(可塑性物質)
かたかた‐もの【片方物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 片方の欠けたはんぱもの。はした。[初出の実例]「十二のしなでぬふたる、かたかた物ただ一まい」(出典:虎明本狂言・吃(室町末‐近世初))
くくり‐もの【括物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 くくり染めにしたもの。[初出の実例]「巻染・むら濃・くくり物など染めたる」(出典:枕草子(10C終)一五九)