世界大百科事典(旧版)内のαデンプンの言及
【α米】より
…米を炊いて飯にすると,デンプンは消化のよいおいしいαデンプンの形になる。αデンプンとは,デンプンに水を加えて加熱し糊化させたもので,X線でみるとその結晶構造が認められないという特徴がある。…
【食品】より
…生デンプンは水には溶けないので,消化酵素の作用は受けにくい。デンプンに水を加えて加熱すると,デンプンのアミロース,アミロペクチンを構成している糖鎖(ブドウ糖が鎖状に連なった構造)のミセル構造が壊れて,デンプンは膨潤し,α‐デンプンの状態になる。この現象を糊化(こか)という。…
※「αデンプン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」