《うれしく存曾我》(読み)うれしくぞんじそが

世界大百科事典(旧版)内の《うれしく存曾我》の言及

【金井三笑】より

…享保以来の江戸の因襲的な興行制度が崩壊していくなかで,門閥にとらわれない合理的な興行制度をつくりだし,合作制度にふさわしい作者の式法を確立。現存台本は《うれしく存曾我(ぞんじそが)》1編だけであるが,ほかに富本の《四十八手恋所訳(しじゆうはつてこいのしよわけ)》などがある。三笑風と呼ばれる複雑な趣向を合理的な筋に仕立て上げる劇術は門下の4世鶴屋南北に伝承された。…

※「《うれしく存曾我》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android