《お国と五平》(読み)おくにとごへい

世界大百科事典(旧版)内の《お国と五平》の言及

【生きてゐる小平次】より

…配役は小幡小平次を13世守田勘弥,那古の太九郎を6世尾上菊五郎,太九郎妻おちかを市川鬼丸(後の3世尾上多賀之丞)。山東京伝の合巻《復讐奇談安積沼(ふくしゆうきだんあさかぬま)》,4世鶴屋南北の《彩入御伽艸(いろえいりおとぎぞうし)》,黙阿弥の《怪談小幡小平次(かいだんこはだこへいじ)》などに材を仰ぐが,なお本作品が間接的影響を受けたものとして谷崎潤一郎作《お国と五平》(1922初演)が考えられる。13世勘弥の両作出演,人物の数と関係などからも無関係とは思われず,いわゆる創作戯曲時代の最後に位置するもので,《お国と五平》の生世話版ともいえる。…

※「《お国と五平》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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