《お岩稲荷》(読み)おいわいなり

世界大百科事典(旧版)内の《お岩稲荷》の言及

【東海道四谷怪談】より

…【広末 保】
[映画]
 日本映画には〈怪談映画〉とも呼ぶべきジャンルがあり,ことに夏期興行には欠かせぬものとして〈お化け映画〉が多種多様にスクリーン上に現れ,なかでも鶴屋南北の《東海道四谷怪談》を原作とする〈四谷怪談〉映画は,その代表作として数多くつくられてきた。1910年の横田商会作品《お岩稲荷》が記録に現れる最古のもので,これが〈四谷怪談〉映画の最初と思われ,翌11年の吉沢商店作品《四谷怪談》がそれにつづく。さらに12年には,日本最初の映画監督と映画スターである牧野省三・尾上松之助の《四つ谷怪談》が日活でつくられ,以後,〈四谷怪談〉映画は続出する。…

※「《お岩稲荷》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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