《アウグスティヌス》(読み)あうぐすてぃぬす

世界大百科事典(旧版)内の《アウグスティヌス》の言及

【ジャンセニスム】より

…ここにジャンセニスムの複雑さと多様性がある。 神学思想としてのジャンセニスムは,後期アウグスティヌスの恩寵観を奉じて,一方では神の預定と恩寵の絶対性を,他方では原罪以後の人間の無力さを強調する。これは,ルネサンスと宗教改革に衝撃を受け,近代世界にどう対応すべきか模索していたカトリック神学の一つの極限的解答であり,キリスト教とヒューマニズムとの調和を図る近代主義的傾向――その代表がイエズス会である――の対極にある立場である。…

※「《アウグスティヌス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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