《アメリカン》(読み)あめりかん

世界大百科事典(旧版)内の《アメリカン》の言及

【ニューヨーク・ジャーナル】より

…1901年4月,大統領マッキンリーを激しく攻撃していた同紙は暗殺を教唆するかのごとき論説をかかげた。9月大統領が現実に暗殺されると,非難の集中砲火を浴び,あわてたハーストは,〈アメリカ人のためのアメリカの新聞〉というふれこみで,《アメリカン》と改題した。これ以後,ベルサイユ条約,アメリカの国際連盟の加入に強く反対し,F.D.ローズベルトのニューディールに当初は賛成していたが,途中から敵対するメディアの先頭に立った。…

【ハースト】より

…ピュリッツァーの開拓した新聞手法をまね,かつそれを肥大化させ,また高給でスタッフを引き抜くなどして,イェロー・ジャーナリズムなどと攻撃されながらピュリッツァーと激烈な競争を展開し,現代大衆紙の原型をつくり上げた。1900年,シカゴに夕刊紙《アメリカンAmerican》,04年にはボストンで夕刊紙《アメリカン》を出し,初めて新聞の系列化を実現した。 一方,政治にも野心を抱き,反トラストを掲げて1902年下院議員となり,04年の民主党大会で大統領候補に指名されるよう運動するが失敗,続いてニューヨーク市長,知事選にも立候補するが落選した。…

※「《アメリカン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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