《アーパスタンバ・ダルマスートラ》(読み)あーぱすたんばだるますーとら

世界大百科事典(旧版)内の《アーパスタンバ・ダルマスートラ》の言及

【ダルマ・スートラ】より

…ダルマ・スートラの規定も,日常の宗教的慣習,清めや贖罪,四つの住期〈アーシュラマ〉のそれぞれにおける権利と義務など,宗教的義務に関するものが大部分で,一部に家族法や裁判・訴訟に関する規定など民法,刑法に相当する部分を含んでいる。前500年前後から漸次に成立したと推定され,現在は《アーパスタンバ・ダルマスートラĀpastamba‐dharmasūtra》《バウダーヤナ・ダルマスートラBaudhāyana‐dharmasūtra》など数種が伝わっている。いずれも要点のみを組織的に配列する〈スートラ体〉という極度に簡略な文体で書かれており,一部に韻文を含むが,韻文部分には後世の付加と考えられるものが多い。…

※「《アーパスタンバ・ダルマスートラ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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