《イゾペ集》(読み)いぞぺしゅう

世界大百科事典(旧版)内の《イゾペ集》の言及

【寓話】より

…イソップ寓話はギリシア時代から修辞学の教材となり,ラテン語訳,翻案,模倣作品等が加わって,多様な形で継承されることになる イソップ以後では,1世紀のファイドロス,アウィアヌスのラテン語寓話が知られている。ヨーロッパ各国語のものにはフランス中世の《イゾペ(小イソップ)集》があり,なかでも12世紀マリー・ド・フランスの103編が注目に値する。寓話の教訓は伝統的に処世の知恵を説く現世的なものだが,中世の教会で説教に引用されることも多く,教科書としての役割とあいまって広く親しまれた。…

※「《イゾペ集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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