世界大百科事典(旧版)内の《イタリア紀行》の言及
【変装】より
… さて,女装・男装の例としてよく引かれ,また親しまれているもののひとつは,カーニバルにおけるそれであろう。たとえばゲーテも,その著《イタリア紀行》(正確には《第2次ローマ滞在》の巻)で,〈若い男は最下層の女が着るような晴着を身にまとい,胸もあらわな格好で,恥ずかし気もなく得意満面で,たいていまっさきにあらわれる。彼らは行き会う男たちに甘え,……〉と,1788年1月のローマのカーニバルのようすを生き生きと描写している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」