《エステバニーリョ・ゴンサレス》(読み)えすてばにーりょごんされす

世界大百科事典(旧版)内の《エステバニーリョ・ゴンサレス》の言及

【悪者小説】より

…そしてこの語を最初に用いると同時にこのジャンルを確立したのは,マテオ・アレマンの《悪者グスマン・デ・アルファラーチェの生涯》(第1部1599,第2部1604)であり,その頂点をなすのがケベードの《かたり師,ドン・パブロスの生涯》(1626)である。ほかにロペス・デ・ウベダ《あばずれ女,フスティーナ》,ビセンテ・エスピネルの《従士マルコス・デ・オブレゴンの生涯》,作者不詳の《エステバニーリョ・ゴンサレス》などの傑作を生んだが,17世紀後半には風俗描写に堕していった。しかし〈悪者小説〉は早くからヨーロッパ諸国に翻訳紹介され,その影響は計り知れないほどである。…

※「《エステバニーリョ・ゴンサレス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android