《エラノス年報》(読み)えらのすねんぽう

世界大百科事典(旧版)内の《エラノス年報》の言及

【ユング】より

…しかし,他のサロン的な集りと少々違っていた点は,そこに集まった人々の多くが,当時のヨーロッパの思想界を代表する知識人であり,特に東洋学,宗教史学,心理学などの権威であったことである。さらに毎年新しい主題をめぐって発表され,討議された成果が,《エラノス年報》として出版され,少なからぬ影響をヨーロッパの思想界にもたらしたことも注目される。 エラノス会議はその後ますます盛大となり,今日,われわれが《エラノス年報》を開くときに,不思議な戦慄を覚えるほど,当時のヨーロッパの知性を代表するユニークな学者が多数この集りに参加した。…

※「《エラノス年報》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android