世界大百科事典(旧版)内の《クラリツェ聖書》の言及
【チェコ兄弟団】より
… チェコ兄弟団はボヘミア,モラビアの教育改革に力を入れ,チェコの民族文芸に大きな足跡を残した。聖書のチェコ語訳の完成(《クラリツェ聖書》),ブラホスラフの《チェコ語文法》,コメニウスの教育学の業績などがあげられる。【稲野 強】。…
【チェコスロバキア】より
…1918年から92年まで続いた中欧の共和国。国名通称はチェコ語,スロバキア語ともČeskoslovensko。1920‐38年,1945‐60年の正式国名は〈チェコスロバキア共和国Českoslovká republika〉。1948年以後は社会主義体制をとり,60年からの正式国名は〈チェコスロバキア社会主義共和国Československá Socialistická republika〉。1969年よりチェコ社会主義共和国とスロバキア社会主義共和国の連邦制に移行したが,89年の〈東欧革命〉の進行過程で両共和国で連邦制の見直しが図られ,正式国名を〈チェコおよびスロバキア連邦共和国Česká a Slovenská Federativní Republika〉に変更した。…
【ブラホスラフ】より
…さらに彼は新約聖書の翻訳を手がけた。彼の翻訳した聖書1巻と,彼の死後チェコ兄弟団による5巻の旧約聖書のチェコ語訳とあわせて6巻のいわゆる《クラリツェ聖書Kralická bible》が完成した。【稲野 強】。…
※「《クラリツェ聖書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」