《ナザレ人福音書》(読み)なざれびとふくいんしょ

世界大百科事典(旧版)内の《ナザレ人福音書》の言及

【ナザレ人】より

…しかし《使徒行伝》24章5節はキリスト教徒への侮蔑的な呼称としての用法を示しており,またマンダ教徒たちはみずからを〈ナザレ派〉と呼んだ。教会史上ではこの名は,主として2世紀前半にシリア地方に起こったユダヤ教的キリスト者の一団を指しており,彼らは《マタイによる福音書》のアラム語版ともいうべき《ナザレ人福音書》を著して自派の正典としたようである。【青野 太潮】。…

※「《ナザレ人福音書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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