《バージニア・ウルフなんかこわくない》(読み)ばーじにあうるふなんかこわくない

世界大百科事典(旧版)内の《バージニア・ウルフなんかこわくない》の言及

【オールビー】より

…《動物園物語》(1959。アメリカ初演は1960)や《アメリカの夢》(1961)など,アメリカ社会の偽善をあばいた一幕劇によって,オフ・ブロードウェーの代表作家となり,ニューイングランドの大学町を舞台にして2組の夫婦の虚飾を容赦なく剝ぎ取った長編劇《バージニア・ウルフなんかこわくない》(1962)の成功により,1960年代のアメリカのもっとも重要な劇作家とみなされるにいたった。その後の作品には,象徴性の強い《小さなアリス》(1964)や《海の風景》(1975),リアリスティックな《微妙な均衡》(1966)や《すべて終り》(1971)などがあり,初期の作品ほど高い評価は受けていないが,簡潔で鋭い台詞と人間の醜悪さを見すえる目とは一貫して認められる。…

※「《バージニア・ウルフなんかこわくない》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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