《ピアノ曲 XI》(読み)ぴあのきょくじゅういち

世界大百科事典(旧版)内の《ピアノ曲 XI》の言及

【シュトックハウゼン】より

…帰国後ケルン電子音楽スタジオで最初の電子音楽《習作I》(1953)を制作,電子音楽《若者たちの歌》(1956)は後の電子音楽に大きな影響を与えた。またケージの影響から《ピアノ曲XI》(1956)でヨーロッパ最初の不確定性の音楽を発表,以後ブーレーズと共に,50~60年代の前衛音楽(アバンギャルド)の指導的立場に立った。彼は音の方向性に着目した〈空間音楽〉(《グルッペン》1957),瞬間の音響を重視した〈瞬間形式〉(《モメンテ》1964),テキストから奏者が即興演奏をする〈直観音楽〉(《七つの日より》1968)など前衛音楽の新しい理論を次々に発表し,今日の音楽に多大な影響を与え続けた。…

※「《ピアノ曲 XI》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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