《ミル・プラトー》(読み)みるぷらとー

世界大百科事典(旧版)内の《ミル・プラトー》の言及

【ドゥルーズ】より

…構造主義など60年代の西欧近代理性の再検討の思潮のなかで,深い哲学史研究を背景に,経験論と観念論という西欧の二大知的伝統の思考の基礎形態を批判的に解明して,これを克服する哲学を主著《差異と反復》(1968)で展開した。さらに進んで,ガタリF.Guattari(1930‐92)と共同して,精神分析やマルクス主義の概念装置を統合的に援用しつつ,資本主義社会を根本的にとらえなおす試みを《反エディプス》(1972),《ミル・プラトー》(1980)などで行い,現代哲学に大きな影響を与えている。闘病生活のすえ,自殺。…

※「《ミル・プラトー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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