《中山道成寺》(読み)なかやまどうじょうじ

世界大百科事典(旧版)内の《中山道成寺》の言及

【道成寺物】より

…が,まとまった舞踊劇として完成したのは,1731年(享保16)3月江戸中村座の《無間鐘新道成寺(むけんのかねしんどうじようじ)》である。通称《傾城道成寺》《中山道成寺》の本曲は,《傾城福引名護屋》という不破名古屋狂言の二番目に演じた長唄もので,初世瀬川菊之丞により,後世の道成寺形式の基礎をつくった。菊之丞はこの曲を再度改訂し,44年(延享1)3月中村座で《百千鳥(ももちどり)娘道成寺》と題し,傾城を娘に直して上演。…

※「《中山道成寺》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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