《偶然と必然》(読み)ぐうぜんとひつぜん

世界大百科事典(旧版)内の《偶然と必然》の言及

【生命】より

…分子生物学の成立と発展により,生命を物質現象として追究する道はますます広く開けかつ深く進んでいるが,それにともない科学的成果と論者の思想的立場との交錯から,各種の生命観的議論がまた新たに生じている。そのなかでJ.モノの著作《偶然と必然》(1970)は著者独自の機械論的見解を述べたものとしてとくに議論の対象になった。 現代生物学(医学などを含め)では生物一般および人間の生命がすでに広範に操作の対象になっており,生命操作の倫理の確立が重要な課題として提起されている。…

【モノ】より

…彼の思想を表明した著作《Le hasard et la nécessite》(1970。邦訳《偶然と必然》)は大きな反響をよんだ。【石館 三枝子】。…

※「《偶然と必然》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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