世界大百科事典(旧版)内の《唐女郎魚玄機詩》の言及
【魚玄機】より
…森鷗外の小説《魚玄機》でつとに知られているが,長安の遊里に生まれ,補闕李億の妾に迎えられたものの,正妻の嫉妬に苦しみ咸宜観の女冠(女道士)になった。のち李郢(りえい),温庭筠(おんていいん)ら代表的詩人らと交わり,《唐女郎魚玄機詩》1巻を今に伝える。詩才をうたわれながら,侍婢を鞭で打殺した罪に問われ,死刑に処せられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」