《囚われのクレオパトラ》(読み)とらわれのくれおぱとら

世界大百科事典(旧版)内の《囚われのクレオパトラ》の言及

【ジョデル】より

…1552年に喜劇《ウジェーヌあるいは奇遇》を書き,中世の笑劇と隔絶して,古代喜劇を模範とする人文主義喜劇を創始するが,いまだ洗練された作品ではない。しかし53年にアンリ2世の前で上演した《囚われのクレオパトラ》は,ロンサールによりセネカの悲劇を継ぐ人文主義悲劇として高く評価され,プレイヤードの一員に加えられた。ギリシアやラテンの古典を多く援用し,劇行為は単純で,きわめて詠嘆的な作品である。…

※「《囚われのクレオパトラ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android