《女よ女に心せよ》(読み)おんなよおんなにこころせよ

世界大百科事典(旧版)内の《女よ女に心せよ》の言及

【ミドルトン】より

…その中には《スペインのジプシー》(1623初演。以下初演年)のような牧歌的ロマンティック・コメディ,《老人をかもにする法》(1605ころ)をはじめとする一連の社会風刺喜劇,《チープサイドの貞節な乙女》(1611)によって代表される幾編かの問題性をはらんだ悲喜劇,イギリスとスペインの抗争をチェスに擬して表した《チェス・ゲーム》(1624)といった政治風刺劇,世慣れない女が誘惑と衝動によって悪の道に堕ちてゆくさまをたどった《女よ女に心せよ》(1625?)や《チェンジリング》(1622)などの陰惨な悲劇がある。これらを貫いて見られる乾いた風刺と異化的手法は,彼の作家的特徴を特定することを困難にしており,彼の作品とされるものにおける作者認定をめぐって異論が絶えない。…

※「《女よ女に心せよ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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