世界大百科事典(旧版)内の《屈折光学》の言及
【光学】より
…ケプラーはレンズによる結像理論を打ち立て,さらに,水晶体はレンズであり,網膜上に対象の倒立像が作られることによって視覚が成立することを明らかにした。デカルトは,自然現象を微粒子のふるまいによって説明しようとする当時の機械論的自然観に基づき,その著《屈折光学》(1637)で光をエーテルと呼ばれる微粒子からなる媒体中の圧力ととらえ,色彩をその粒子の回転によって説明したのである。また,反射と屈折に関しては,光をボールにたとえて説明した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」