《影像》(読み)えいぞう

世界大百科事典(旧版)内の《影像》の言及

【ドビュッシー】より

…音色的契機を印象的契機と同一視してよければ,この様式を印象主義の名でよべるかもしれない。しかし彼の音楽では,自然(感覚)と想像力の協働が,しばしば類推によって楽想,旋律,和音を変容しつつ反復し,音像(影像)の連鎖・堆積として全体の持続を紡ぎあげてゆく。それは,音にイニシアティブをとらせながら,しかも現前する音響のかなたに想像的なものをよびさまして,〈心象の飛揚するときは“歌”成る〉(マラルメ)ような芸術であるという点で,印象主義よりも象徴主義に近い。…

※「《影像》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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