《御摂籙渡荘目六》(読み)おんせつろくわたりのしょうもくろく

世界大百科事典(旧版)内の《御摂籙渡荘目六》の言及

【摂関家渡領】より

…これに対し,氏院寺領については渡文がなく,新任者において個々の領所に預所や奉行人を注した目録が作成されるにとどまった。九条家旧蔵の《御摂籙渡荘目六》がそれで,1305年(嘉元3)作成と推定される目録(末尾欠)と,暦応5年(1342)の年記をもつ目録とを合わせ見ると,鎌倉後期の氏院寺領は,勧学院領34ヵ所,法成寺領28ヵ所・19末寺,東北院領34ヵ所,平等院領18ヵ所・11末寺から成る大所領群であったことがわかる。【橋本 義彦】。…

※「《御摂籙渡荘目六》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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