《応仁略記》(読み)おうにんりゃっき

世界大百科事典(旧版)内の《応仁略記》の言及

【明空】より

…早歌の撰集16巻のうちの《宴曲集》《宴曲抄》《真曲抄》《究百集》《拾菓集》を撰し,上記の巻の所収曲120曲中,《春》など81曲を作詞,《秋》など111曲を作曲した。仏典,漢籍,国典に通じ,《応仁略記》に〈郢曲相伝に至っては,元祖明空以来七代の伝也。明空と申せし人,熊野の権現の利生に依って,郢曲の秘譜を製創せらる〉とあるように,貴族の催馬楽(さいばら)・朗詠・今様(いまよう),僧侶の声明(しようみよう)・講式などの声曲を幅広く身につけた,教養ある文化人であったと思われる。…

※「《応仁略記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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