世界大百科事典(旧版)内の《怒りをこめてふり返れ》の言及
【アングリー・ヤング・メン】より
…イギリスの劇作家ジョン・オズボーンの戯曲《怒りをこめてふり返れ》(1956)から生まれた言葉で,既成秩序に不満をもち,旧来の価値観を受け入れようとしない反体制的な青年を指す。〈怒れる若者たち〉と訳される。…
【イングリッシュ・ステージ・カンパニー】より
…1955年,演出家ジョージ・ディバインが中心となって,内外の新しい劇,とりわけ商業劇場で上演されにくい作品を紹介することをおもな目的として結成され,ロンドンのチェルシー地区にあるローヤル・コート劇場を本拠として翌年公演活動を始めた。この年の演目の一つであった無名の新人ジョン・オズボーンの《怒りをこめてふり返れ》は,イギリス演劇革新運動のきっかけとなった。続いてA.ウェスカー,J.アーデン,N.F.シンプソン,E.ボンドなどの新作もここからロンドンの劇壇に紹介された。…
【オズボーン】より
…イギリスの劇作家。ジャーナリスト,俳優を経て,《怒りをこめてふり返れ》(1956)によって劇壇に登場。イングリッシュ・ステージ・カンパニーによって上演されたこの劇は,既成秩序や旧来の価値観に容赦のない批判を浴びせる青年ジミー・ポーターを主人公にし,常識的には不道徳と考えられる男女関係を扱った。…
※「《怒りをこめてふり返れ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」