《日本百科大辞典》(読み)にほんひゃっかだいじてん

世界大百科事典(旧版)内の《日本百科大辞典》の言及

【三省堂[株]】より

…また亀井は用紙・印刷の研究にも熱心で,1889年には三省堂印刷所を設立,惜しくも92年の神田の大火で焼失したが,これを契機に,95年には本格的印刷工場を設置した。1902年,日本最初の総合百科事典である《日本百科大辞典》の編纂に着手,08年に第1巻を刊行して以後第5巻まで刊行したが続かず,12年に倒産した。しかしその刊行の意義を認める人々によって13年,日本百科大辞典完成会が設立され,19年に全10巻が完結した。…

【百科事典】より

…こうしたさまざまな試行を経て,本格的な百科事典が現れることになった。三省堂《日本百科大辞典》がそれで,1902年,大隈重信を総裁に,斎藤清輔を編集長として編纂が開始されたこの事業は,08年に第1巻を刊行したが,多くの困難に遭い,経済的にも行き詰まって,12年に三省堂が破産するに至った。しかし,この事業の挫折は大日本帝国の文化的な力の威信にかかわるという声もあがり,再建が計画され,19年に当初全6巻の計画が全10巻となって完成した。…

※「《日本百科大辞典》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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