世界大百科事典(旧版)内の《暗黒時代》の言及
【ケア】より
…中世の詩の研究の分野での草分けであり,詩の形式,ジャンルへの考察に優れ,《叙事詩とロマンス》(1897,改訂1908),《詩の技法》(1923),《詩の形式と文体》(1928)は大きな影響力をもった。しかし中世を〈暗黒時代〉と見る史観はその著《暗黒時代》(1904)が一世を風靡しただけに,中世を誤解させるもとになったといえよう。ロンドン留学時代,夏目漱石が彼の講筵に列している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」