《粟飯の焚ける間》(読み)あわめしのたけるま

世界大百科事典(旧版)内の《粟飯の焚ける間》の言及

【月形竜之介】より

…また,月形陽候と名のった一時期もある。 東京の荏原中学,三田英語学校を経て,1920年,京都の日活俳優養成所に入り,尾上松之助主演《仙石権兵衛》に端役で映画初出演,やがて牧野省三のマキノ映画で,数本の端役出演ののち,24年,阪東妻三郎主演《粟飯の焚ける間》で本格的な映画デビューを果たし,さらに《雲母阪(きららざか)》《討たるる者》《復讐の日》とつづけて阪東妻三郎と共演して認められ,沼田紅緑監督《刃光》二部作で主演スターとなった。以後,マキノ時代劇の一翼をになうスターとしての活躍は華々しく,《文明の復讐》(1925),《修羅八荒》《転落》(ともに1926),《悪魔の星の下に》《道中悲記》《砂絵呪縛》(ともに1927)などで,人気を不動のものにした。…

※「《粟飯の焚ける間》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android