《花木図襖絵》(読み)かぼくずふすまえ

世界大百科事典(旧版)内の《花木図襖絵》の言及

【安土桃山時代美術】より

…弥勒の世の到来と呼ばれた,黄金のはんらんするこの時代のイメージは,障壁画の遺品を通じて十分に受けとめることができる。狩野光信筆の園城(おんじよう)寺勧学院《花木図襖絵》(1600)の魅力は,室外の光を反射して微妙に色合いを変える金箔地の効果にある。金地の静かな輝きを生かした優美な抒情性への志向が父永徳の画風にかわる光信の画の新しい要素とみられる。…

※「《花木図襖絵》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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