世界大百科事典(旧版)内の《蜘盗人》の言及
【海道下り】より
…この放下歌の系統が,のちの芸能の中に伝承されているのであるが,中世の回国の芸能者である放下師(放下)を通してひろく諸国に伝わったのであろう。曲舞(くせまい)に《東国下》があり,能狂言でも《蜘(くも)盗人》の小歌に用いられている。さらにこれが狂言の小舞謡(こまいうたい)として用いられ,ここから歌舞伎に採り入れられる。…
※「《蜘盗人》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」