世界大百科事典(旧版)内の《衿陽雑録》の言及
【農書】より
…(2)李朝前期には従来の中国農書の単なる受容を脱却して,朝鮮独自の農法を体系化しようとする政策が追求されるにいたる。その結果,世宗の命により編纂されたのが《農事直説》(1430初刊)であり,また京畿道果川地方の農業の様相を記した《衿陽雑録》(姜希孟著,1492)であった。とくに前者は,水田直まき連作技術,畑作の2年三毛作などを集成し,以後の農書に大きな影響を与えた。…
※「《衿陽雑録》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」