《隈取安宅松》(読み)くまどりあたかのまつ

世界大百科事典(旧版)内の《隈取安宅松》の言及

【安宅】より

…十八番の原拠となった《星合十二段》(初演1702年2月),その後日狂言《新板高館弁慶状(しんぱんたかだちべんけいじよう)》(1702年7月)がある。長唄の名曲として残っている《隈取安宅松(くまどりあたかのまつ)》は《雪梅顔見勢(むつのはなうめのかおみせ)》(1769年11月)の道行の場面であり,《芋洗(いもあらい)勧進帳》の通称で親しまれている《御摂(ごひいき)勧進帳》(1773年11月),《滑稽俄安宅新関(おどけにわかあたかのしんせき)》(1865年10月)などがある。以上が江戸の系統で,上方にも《安宅》の後日物語の場面がある《日本第一和布苅神事(につぽんだいいちめかりのしんじ)》(1773年2月,大坂)などがある。…

※「《隈取安宅松》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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