《隠遁者》(読み)いんとんしゃ

世界大百科事典(旧版)内の《隠遁者》の言及

【序曲】より

…また記憶の中に蓄積され,後年,危機に直面した精神の回復力となる〈決定的瞬間〉が,フランス体験を経て危機にしたワーズワースの想像力の回復を可能にする。ブランク・バースの詩形を用い,コールリジに呼びかける体裁をとって書かれたこの詩は,壮大な未完の哲学詩《隠遁者The Recluse》の〈序曲〉となるはずであったが,それ自体独立した一編の叙事詩であり,心理的洞察の深さにおいて画期的な作品といえる。【山内 久明】。…

※「《隠遁者》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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