《青空》(読み)あおぞら

世界大百科事典(旧版)内の《青空》の言及

【梶井基次郎】より

…三高入学後に中谷孝雄(なかたにたかお),外村繁(とのむらしげる)らと知って文学への関心を深め,頽廃的な生活を送り,肺結核になるが作家への道を志す。1924年東大に入学,翌年中谷,外村らと雑誌《青空》を創刊し,同誌に《檸檬(れもん)》《城のある町にて》(ともに1925)など後に梶井の代表作とされる佳作を発表するが,文壇からは注目されなかった。26年から伊豆の湯ヶ島温泉に転地療養し,その間に《冬の日》(1927),《冬の蠅》(1928)などの自己と外界への認識の深まりを示す作品が書かれた。…

※「《青空》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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