《鳴響茶利音曲馬》(読み)なりひびくちゃりねのきょくば

世界大百科事典(旧版)内の《鳴響茶利音曲馬》の言及

【サーカス】より

…とりわけ在来の日本曲馬は,曲乗りも演じていたものの,歌舞伎芝居を馬上で演じるおうような曲馬芝居(馬芝居)が主演目であったので,そのスピード,スリルのある軽業的曲乗りに圧倒された。86年9月東京秋葉原のチャリネ公演は5代目尾上菊五郎に刺激をあたえ,11月の千歳(ちとせ)座で彼はみずからチャリネ曲馬師,猛獣使いに扮し,《鳴響茶利音曲馬(なりひびくちやりねのきよくば)》と銘打って上演したほどである。やがて洋風曲馬を習得した外国帰りの曲馬師や,軽業,足芸の芸人たちが合流して多くの曲馬団が創立され,サーカスの形態が整いはじめた。…

※「《鳴響茶利音曲馬》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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